競馬の買い方の1つであるワイドについてご存じでしょうか。
ワイドとは、人気の3連系と比べると当てやすく、複勝や単勝と比べると配当が高いという特徴を持つ券種です。
しかし、一度の当たりで大きく稼げることはあまありませんが、おいしい買い方ではないかと考える方もいらっしゃいます。
そこで当記事では、ワイドの確率に注目し、ワイドで稼ぐためのポイントに落とし込んでいくまで考察していきます。
ワイドについて詳しくなりたい方、ワイドで勝ちたい方、競馬初心者の方はぜひ当記事を最後までお読みいただけたらと思います。
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1:ワイドはどんな買い方なのか
ワイドとは、比較的当てやすく配当が低めの買い方です。
出走馬の中から2頭を選び、その2頭が3着以内に入れば勝ちとなります。
3着以内に入りさえすれば順不同で勝ちとなるだけでなく、例えば「2位と3位(予想した馬が1位にならない)」になってもよいため、条件が緩いという印象を持つ方も少なくありません。
しかし、ワイドは比較的当てやすいとはいえ、単勝や複勝と比べれば当てにくい券種となります。
18頭立ての場合、単勝の約3分の1の確率であるため、条件が緩そうだからといって油断してはいけません。
2頭の組み合わせによっては大きな配当を狙うことも可能ですが、ワイドは大穴狙いには向かない買い方です。
あくまでコンスタントに当てていくことを前提とした買い方であることを理解して、戦略を立てていきましょう。
2:ワイドは確率論上おいしい?
ワイドは一見条件が緩く当てやすそうで、かつ組み合わせ次第で高配当も狙えることから、「おいしい」という表現がされることがあります。
本章では、ワイドは本当に「おいしい」のかどうか、確率の観点から考えていきたいと思います。
まず、18頭立てのレースでランダムに投票した場合、的中する確率が高い券種から順に並べると
複勝 | 約16.6% |
---|---|
単勝 | 約5.5% |
ワイド | 約1.96% |
枠連 | 約0.65% |
馬連 | 約0.65% |
馬単 | 約0.32% |
三連複 | 約0.122% |
三連単 | 約0.02% |
となります。
ワイドは3番目に高い数値です。
実際にはランダムに投票することはないためあくまで理論上の話ですが、ワイドが1回当たる頃には3回単勝が当たり、馬連が1回当たる頃にはワイドは3回当たる計算になります。
当サイトが調査したところ、単勝の平均払戻額は約1000円、ワイドの平均払戻額は約2000円、馬連の平均払戻額は約5900円でした。
このことから、確率論上ワイドが「おいしい」とはいえないと判断できます。
初心者の方イメージだけでワイドに手を出すのはよい判断ではありません。
ワイドで勝つためにはしっかりとポイントを抑えた買い方をしていく必要があります。
3:ワイドで万馬券が生まれる確率について
第1章で、ワイドは「コンスタントに当てていくことを前提とした買い方である」と紹介しました。
ワイドで万馬券を狙うのはセオリー外の買い方であり、万馬券狙いであれば他の券種の方がよいといわれています。
しかし、やっぱり万馬券は多くの方の憧れであり、当てるのが難しい3連系は避けたいが万馬券は当てたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ワイドで万馬券が生まれる確率について触れておきます。
結論からいうと、ワイドで万馬券が生まれる確率は約3%です。
ワイドで万馬券が生まれる確率は非常に低く、当てるどころか出会うことすら珍しいといえます。
複数的中が起きた場合は結果的に万馬券に到達することもありますが、そのことを考慮してもやはりワイドで万馬券になることは稀です。
確率の観点からも、ワイドでは万馬券は狙わず、こつこつと稼いでいくことをおすすめします。
4:ワイドで稼ぐためのポイント
ここまで紹介してきたことを踏まえた上で、ワイドで稼ぐためのポイントを紹介します。
- 安易に勝負をかけない
- そこそこ当たりやすくそこそこ配当が高いことに注目する
ポイント①:安易に勝負をかけない
1つ目のポイントは安易に勝負をかけないことです。
ワイドはおいしいという声をしばしば耳にしますが、確率上ではそんなことはありません。
他の券種との組み合わせや、状況によってワイドが有効になるケースがあり、そういった場合にリスクとリターンのバランスがとれていることから割のいい券種だといえるのです。
そのため、初心者が「条件が緩いから何となくいけそう」程度の自信で勝負をかけると損をする可能性が非常に高くなります。
「上位3頭のうち2頭でよい」「順番も問われない」といった部分に目がいってしまい、確率以上に当たりやすいイメージを持っている方もいらっしゃいます。
しかし、ワイドは単勝よりも確率的には当たりにくく、その数値は単勝の3分の1程度しかありません。
実際の確率に目を向けると、印象よりも当たりにくいことがわかってきます。
ワイドで勝負をかけるべきタイミングは、「上位2着に入る馬の予想に自信はあるが、別に1頭2着以内に入るかもしれない馬がいる」ときです。
上位2着に入る馬に自信があり、他に不安要素がない場合は、ワイドより配当が高い馬連で勝負をかけるべきです。
また、「上位2着に入る馬に自信はないがワイドなら条件が緩いから当たるかも」くらいの感覚なら勝負は避けた方が無難です。
このように、ワイドは条件が緩そうに見えて、勝負をかけるべきタイミングは意外と限られているのです。
安易に勝負をかけず、タイミングを見計らって買うことがワイドで稼ぐためのポイントの1つです。
ポイント②:そこそこ当たりやすくそこそこ配当が高いことに注目する
2つ目のポイントは、ワイドはそこそこ当たりやすく、そこそこ配当が高い券種であることに注目することです。
複勝ほど当たりやすい券種ではないため、オッズが低すぎる場合勝負は避け、万馬券を狙えるほど配当が高いわけではないため、的中させる自信があまりない時も勝負は避けるべきです。
手堅さを求めすぎると配当が非常に低くなり、かといって複勝ほど当たりやすいわけではないため、トータルで少しずつ負けていく可能性が高くなります。
万馬券はそもそも生まれる可能性が低く、当てるのは現実的ではありません。
そこで、ある程度配当の高い馬を狙い、かつ当てる自信がある場合に絞って投票することが望ましいといえます。
当たりやすさと配当のバランスに注目して投票するレースを選んでいくことがワイドで稼ぐポイントの1つです。
5:まとめ
ワイドは当たる確率が3番目に高い券種で、全体で見ればほぼ真ん中の、やや当たりやすい方に分類されます。
その分配当が控えめで、万馬券が出る確率も低く、1度の的中で大きく稼ぐ券種ではありません。
ワイドがおいしいという声はしばしば耳にしますが、確率の観点ではおいしいとはいえず、他の券種と同様といったところです。
そのため、初心者が何となく手を出すことはあまりおすすめできず、ワイドで勝負するべきタイミングに絞って投票することをおすすめします。
そのタイミングとは、ポイントが2つあり、1つ目は「上位2着に入る馬の予想に自信はあるが、別に1頭2着以内に入るかもしれない馬がいる」場合です。
2つ目は、ある程度配当が高く、かつ的中率が低すぎない場合です。
この2つのポイントを抑えることで、これまで以上にワイドで稼ぐことが期待できます。