競馬の買い方の1つであるワイドについてご存じでしょうか。
ワイドとは、ほどほどに当てやすく、複勝と比べると配当が高いことから、初心者にもおすすめという声があります。
反対に、あまり稼げないという声もあり、いまいち掴みづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当記事では、競馬の券種の1つであるワイドについて、主に配当という観点から解説し、ワイドについて理解した上で稼ぐためのポイントを紹介します。
ワイドについてより詳しく知りたい方、ワイドで勝てるようになりたい方、競馬について知識を深めたい方は是非当記事をご参考ください。
競馬初心者でも稼げる!
記事の後半では、プロ馬券師による三連単予想で、毎週安定的中が見込める競馬予想サイトを紹介します。
そして、「とにかく的中を手にしたい!」「競馬で勝ちたい!!」
という人は、競馬予想会社の利用をおすすめします。
プロの馬券師による予想が手に入り、競馬初心者でも安定した3連単的中を実現可能。
また、基本的に『無料』の馬券予想プランも用意されているので、お試し感覚で登録することができます。
1:競馬の買い方の1つであるワイドとは
ワイドとは、1~3着に入る馬のうち、2頭を順不同で当てる馬券です。
正式名称は「拡大馬番号2連勝複式」であり、「複勝」と似ている部分もあります。
複勝と比べると当てにくい分、配当が高くなり、出頭数に関係なく同じ条件であるという点が異なります。
冒頭で述べたとおり、ワイドは「初心者にもおすすめ」という声もあれば、「あまりおすすめできない」という声もあります。
本章では、ワイドについて基本的な知識をつけられるよう、項目毎に解説していきます。
1-1:配当は低め
ワイドの配当は比較的低くなることがほとんどです。
万馬券になることも少なくない「3連系」や「馬単」と比べるとかなり低くなり、「複勝」や「単勝」と比べると高くなる傾向にあります。
そのため、前提として、ワイドは当てやすい方に分類されるということを頭に入れておくことをおすすめします。
1-2:還元率は高め
ワイドの還元率は比較的高めに設定されています。
還元率とは、売上に対し、馬券購入者に還元される金額の割合を示しており、単純に高ければ高いほど勝ちやすいことを示しています。
還元率が最も高い券種は「複勝」と「単勝」であり、どちらも80.0%となっています。
ワイドはその次に高い券種であり、77.5%に設定されています。
これは「馬連」「枠連」と同じ還元率であり、「3連系」や「馬単」と比べると高い数値です。
そのため、還元率の観点では「3連系」や「馬単」よりも勝ちやすいということになります。
1-3:的中率は高め
ワイドの的中率は比較的高いといえます。
18頭立ての場合、当たる確率が高い券種から順に並べると
単勝 約5.5%
ワイド 約1.96%
枠連 約0.65%
馬連 約0.65%
馬単 約0.32%
三連複 約0.122%
三連単 約0.02%
となり、ワイドは3番目に高い券種となります。
「複勝や単勝よりも大きな配当を狙いたいが3連系や馬単よりは当てやすい券種がいい」という場合に最適だといえるでしょう。
2:ワイドが稼げないと言われる原因は配当の低さ
前章で述べたことをまとめると、ワイドは配当が低めで的中率が高めの券種といえます。
しかし、ワイドはどちらかといえばマイナーな券種であり、稼げないといわれることもあります。
その理由は、配当が低めであることです。
18頭立てのレースで1点買いで買ったとしても的中率は2%程度で、複勝や単勝ほど当たりやすいわけではありません。
当てようと思ったら複数点買いをすることが多くなりますが、配当が低いというイメージが先行しているため、当たってもあまり稼げない、または馬券代の方が高くなってしまうことが懸念されます。
具体的には、人気馬を2頭立てる場合、たしかに配当はかなり低くなり、先述のようなことが起きてしまうことがあります。
しかし、たとえば1頭は人気馬ですがもう1頭が穴馬の場合、そこまで配当は低くなりません。
複勝と似ている部分があるせいか配当が低いイメージが先行していますが、2頭の組み合わせによっては万馬券となることもあります。
そのため、ワイドを配当が低いというイメージで敬遠するのではなく、場合によっては狙っていくことをおすすめします。
3:ワイドは配当が低めだが的中率が高いことにも注目するべし
前章で、ワイドを配当が低いというイメージだけで敬遠するべきではないと述べました。
そこで注目したいことが、「ワイドは3連系と比べて的中率が高い」ことです。
また、還元率が高いこともワイドの魅力といえます。
ワイドは複勝と共通する部分があるだけでなく、1着~3着に入る馬を当てるという点では三連系と同じジャンルと捉えることもできます。
特に、1着~3着に入る馬を順不同で当てる三連複とは非常に似ているといえます。
ワイドは三連複よりも的中率が高いため負けが続くことが少なく、収支が安定するというメリットを持ちます。
3連系は万馬券になることが多く人気を集めていますが、普段3連系を買っていてなかなか勝てないと感じる方にはワイドをおすすめします。
また、いずれは3連系で万馬券を当てたいが資金があまりない方や、まだ自信がなくて踏み切れない初心者の方にも、ワイドはおすすめできる券種です。
4:ワイドで稼ぐためのポイント3選
ここまで紹介してきたことを踏まえた上で、ワイドで稼ぐためのポイントを紹介します。
- 馬連で自信がない時は勝負しない
- 万馬券は狙わない
- 人気馬を軸にする
ポイント①:馬連で自信がない時は勝負しない
1つ目のポイントは、馬連で自信がない時は勝負しないことです。
馬連は、1着~2着に入る馬を順不同で当てる券種であり、ワイドと非常に似ています。
ワイドは3位以内の2頭を当てればよく、残りの1頭はどの馬が来ても、1着~3着のどこに入ってもいいと考えると、馬連と比べると非常に当てやすく感じられるかもしれません。
しかし、それこそが落とし穴だという見方もできます。
実際のところワイドは、1頭の馬が、馬連を買うときに選んだ2頭より前に入る場合と、2頭の間に入った場合の2通りがプラスされるだけなのです。
そのため、「馬連で自信がないけどワイドならいけそう」という感覚になった場合、勝負することはあまりおすすめできません。
「1着、2着に入る2頭に自信はあるが、1頭台風の目といえる馬がいる」といった場合に、リスクを抑える目的でワイドを買うことを推奨します。
ポイント②:万馬券は狙わない
2つ目のポイントは、万馬券を狙わないことです。
ワイドで万馬券を狙えるケースはそもそも少ないということもありますが、狙えるケースがあったとしても、的中する可能性は低くなります。
ワイドの長所は的中率がそこそこ高いことであり、その長所を潰すことになってしまいます。
ワイドで稼ぐためには、万馬券を狙うのではなく、複勝や単勝よりも高い配当をコンスタントに当てることで、少しずつ利益を出していくことがおすすめです。
ポイント③:人気馬を軸にする
3つ目のポイントは、人気馬を軸にすることです。
ワイドは配当が低いからといって、高配当になるよう穴馬を軸にしてしまうと、ワイドの強みである当てやすさを潰してしまうことになります。
人気馬を軸にして、もう1頭の馬でオッズを見ながら調整することをおすすめします。
まとめ
ワイドとは1~3着に入る馬のうち、2頭を順不同で当てる馬券であり、全体で見れば当てやすく、配当が低い券種に分類されます。
そのため、万馬券狙いではなく、ほどほどの配当をコンスタントに当てていく方針で投票することがセオリーとなります。
また、「1~3着に入る馬のうち、2頭を順不同で当てる」と聞くと、非常に緩い条件に見えてしまうかもしれません。
しかし、実際は馬連と比べて、ある馬が選んだ2頭より前に入る場合と、2頭の間に入った場合の2通りがプラスされるだけです。
そのため、馬連で当てる自信が全くない場合にワイドで投票してしまうと、思ったより当たらないという印象を受けると考えられます。
ワイドの特徴をしっかりと理解した上で、当記事で紹介したポイントを抑えながら投票していくことをおすすめします。