「競馬のワイドについて詳しく知りたい!」
「ワイドはどう買えばいい???」
おまかせください!
競馬初心者でもワイド馬券をマスターできます。
ワイドは、「3着までに入る2頭の組み合わせを当てる馬券」です。
的中馬券が3種類存在し、「複勝」「単勝」に次いで3番目に当たりやすい馬券。
言い方を変えると、「複勝」や「単勝」より配当が期待できる馬券です。
この記事を読めばワイドの基本的な情報・買い方をマスターすることが出来ます。
- 「ワイド」とはどんな馬券かを解説
- 競馬初心者におすすめ!「ワイド」の買い方3選
- 要注意!勝てないワイドの買い方3選
1:競馬のワイドとは?
競馬のワイド馬券の基本的な情報を確認しましょう。
ワイドとは、「複勝」「単勝」に次いで3番目に当たりやすい馬券です。
当たりやすい=競馬初心者にもおすすめ
要チェックです!
1-1:競馬のワイドとは3着内の2頭を当てる馬券
競馬の「ワイド」とは、3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券です。
……言葉で見ると、イメージしにくいですよね。
上記の画像にある通り、
2着:③
3着:②
だったとします。
この場合、ワイドの的中は、
②ー⑫
②ー③
の3種類となります。
ワイドは、複勝馬券と同様で3種類の的中が存在する馬券なのです。
3着内の2頭を選べばいいので、なんだか当たりやすそうですよね!
では、ワイドの当たる確率を見てみましょう。
1-2:ワイドの当たる確率は10頭で6.7%、18頭で2.0%!
では、ワイドの当たる確率を確認しましょう。
わかりやすくするために、「複勝」「単勝」「馬連」の確率も一緒に載せています。
単勝:1着になる馬を当てる馬券
馬連:1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券
▼出走頭数別の当たる確率
複勝 | 単勝 | ワイド | 馬連 | |
---|---|---|---|---|
5頭 | 40.0% | 20.0% | 30.0% | 10.0% |
6頭 | 33.3% | 16.7% | 20.0% | 6.7% |
7頭 | 28.6% | 14.3% | 14.3% | 4.8% |
8頭 | 37.5% | 12.5% | 10.7% | 3.6% |
9頭 | 33.3% | 11.1% | 8.3% | 2.8% |
10頭 | 30.0% | 10.0% | 6.7% | 2.2% |
11頭 | 27.3% | 9.1% | 5.5% | 1.8% |
12頭 | 25.0% | 8.3% | 4.5% | 1.5% |
13頭 | 23.1% | 7.7% | 3.8% | 1.3% |
14頭 | 21.4% | 7.1% | 3.3% | 1.1% |
15頭 | 20.0% | 6.7% | 2.9% | 1.0% |
16頭 | 18.8% | 6.3% | 2.5% | 0.8% |
17頭 | 17.6% | 5.9% | 2.2% | 0.7% |
18頭 | 16.7% | 5.6% | 2.0% | 0.7% |
ワイドは、10頭立てで6.7%、18頭立てで2.0%の確率となります。
これは、競馬の馬券の中では比較的高い数字です。
1-3:ワイドの平均配当は600円程度
ワイドの平均配当は600円程度となります。
もしかしたら、「安いっ!」と感じるかもしれませんね。
平均で考えると、馬券代は600円以内に抑えなければ、当たっても損をしてしまう可能性が高いと言えます。
(ちなみに、当たって損をすることをトリガミと言います。。)
ワイドは、1発でドカンッと大儲け!というよりも、コツコツ的中を重ねていくのに適した馬券と言えます。
言い方を変えれば、「勝てる馬券」ではなく、「負けにくい馬券」とも言えます。
まさに初心者向けの馬券で、程よく的中が獲得でき、程よく配当が付くので、長く楽しむことができるのです。
1-4:正式名称は「拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法」
ワイドの正式名称は、「拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法」という非常に複雑です……。
正式名称で呼ばれることは、ほとんどないので、覚える必要はまったくありません。
1-5:実は歴史が浅い!ワイドは1999年から発売
ワイド馬券は、1999年から中央競馬に導入された比較的歴史の浅い馬券です。
中央競馬の馬券導入は以下のような歴史があります。
導入年 | 馬券 |
1991年 | 馬連 |
1999年 | ワイド |
2002年 | 馬単 |
2002年 | 三連複 |
2004年 | 三連単 |
2011年 | WIN5 |
こう見ると、三連複や三連単は2000年以降に導入されており、ワイドよりも全然新しい馬券ということがわかりますね。
2:競馬初心者こそワイドを買え!おすすめの買い方3選
何度も言いますが、ワイドは競馬初心者におすすめの馬券です。
しかし、やみくもに馬券を買ってもなかなか当たりません。
そこで、ワイドで効率的に的中が狙えるおすすめの買い方を紹介します。
- ワイド3頭ボックス
- ワイド3頭流し
- ワイド1点買い
買い方①:ワイド3頭ボックス
1つ目の買い方は、「ワイド3頭ボックス」です。
ワイド3頭ボックスとは、選んだ3頭すべての組み合わせで馬券を買います。
▼ワイド3頭ボックス
1点あたり100円で買えば、馬券代は300円。
平均配当の600円的中で、十分にプラス収支です。
とにかく選んだ馬の全ての組み合わせを買えるので、初心者でもわかりやすいというのが、ボックスのメリットです。
ちなみに、
ワイド5頭ボックスで10点(1,000円)
ワイド6頭ボックスで15点(1,500円)
このように頭数が増えれば、馬券代も一気に上がってくので、増やしても4頭までにしておくことをおすすめします。
買い方②:ワイド3頭流し
2つ目の買い方は、「ワイド3頭流し」です。
ワイド3頭流しとは、1頭の軸馬から他の3頭すべての組み合わせで馬券を買います。
▼ワイド3頭流し
1点あたり100円で買えば、馬券代は300円。
平均配当の600円的中で、こちらも十分にプラス収支です。
1頭だけ馬券内は堅い馬がいる場合、「ボックス」よりも効率的に買えるのが「流し」です。
仮に軸馬(画像では「3」)が馬券外となった時点で、馬券はハズレなので、その点はシビアとも言えます。
ちなみに、
ワイド5頭流しで5点(500円)
ワイド6頭流しで6点(600円)
このように相手の頭数が増えても、大きく馬券代が上がることがないので、広めに買うことも可能ですね!
買い方③:ワイド1点買い
3つ目の買い方は、「ワイド1点買い」です。
ワイドは当たりやすい馬券なので、1点で買うのもおすすめです。
▼ワイド1点買い
たとえば、2頭の実力が抜けている場合、1点のみでワイドを買った方が効率がいいと言えます。
また、場合によっては、1点あたりを200円、400円で馬券購入するのもアリですね。
例えば、
1点あたり400円でワイド1点買いをしたとします。
見事的中して、払い戻しが3.0倍の場合、
400円 × 3.0倍 = 1,200円
1,200円の配当を獲得できるのです。
1点買いだと、無駄な馬券を買うことがありません。
最小限の出費で、的中が狙えるので初心者にもおすすめの買い方です。
3:競馬初心者が陥りがち!勝てないワイドの買い方3選
競馬は買い方を間違えると、手持ちの資金がどんどん減っていきます。
もちろん、そんなことは避けたいですよね!
- ワイド5頭ボックス
- レースのたびに馬券を買う
- 負けを取り返そうと大勝負
勝てない買い方①:ワイド5頭ボックス
1つ目の勝てない買い方は、「ワイド5頭ボックス」です。
ボックス買いは、初心者でもわかりやすい買い方です。
もちろん頭数を増やすことで、的中の可能性を上げることが可能です。
しかし、ボックス馬券は頭数を増やせばどんどん馬券代がかさみます。
ワイド5頭ボックスの場合、馬券代は1,000円と、ワイドの平均配当を上回ってしまうのです。
馬券は、当たった時の配当とのバランスを見ながら買うことが重要となります。
勝てない買い方②:レースのたびに馬券を買う
2つ目の勝てない買い方は、「レースのたびに馬券を買う」です。
競馬は、賭けたレースが終わっても、すぐに次のレースで勝負することができます。
レースのたびに馬券を買っていたら、1レースにかけられる予想の時間も限られますし、
一気に予想した馬券は、なかなか当たりません。
当然、資金はマイナスになります。
事前に馬券を買うレースを決めておき、じっくりと予想をすることが大切です。
しかし、『自分の予想に自身がない』『誰かプロの予想を聞きたい』と考えているかたは競馬予想会社の利用をおすすめします。
プロの馬券師による予想が手に入り、競馬初心者でも安定した3連単的中を実現可能。
また、基本的に『無料』の馬券予想プランも用意されているので、お試し感覚で登録することができます。
勝てない買い方③:負けを取り返そうと大勝負
3つ目の勝てない買い方は、「負けを取り返そうと大勝負」です。
馬券がハズレたからといって、資金を取り返そうと穴馬で勝負したり、三連複や三連単などの馬券を買うことはやめましょう。
そうなると、大概ドツボにはまります。
競馬はギャンブルです。
的中で勝てることもあれば、ハズレて負けることもあります。
熱くなりすぎず、賭けるレースと、投資する金額を事前に設定しておき、無理のない範囲で楽しむことが重要です。
4:ワイドの万馬券は結構出る!2日間で3Rも!
ワイドは平均配当が600円程度と言いましたが、実は万馬券も結構飛び出します。
東京・中京の2場で開催された2021年5月29日、30日の2日間で、ワイドの万馬券は3レースで発生しました。
1会場1日12レースなので、2会場で48レース中3レースがワイド万馬券。
思いのほか、チャンスがあります!
では、ワイド万馬券となったレースの詳細を紹介します。
ワイド万馬券①:1万1390円(2021年5月29日中京6R)
5月29日(土)の中京6Rでのワイド万馬券を紹介します。
▼レース結果
このレースの出走頭数は16頭。
2着:3番人気
3着:14番人気
▼払い戻し
3着に入った「キオネヴェリテ」が下位人気だったことで、万馬券となりました。
上位人気馬と下位人気の組み合わせでも、万馬券となることがあるのです。
ワイド万馬券②:1万4420円(2021年5月29日中京11R)
5月29日(土)の中京11Rでのワイド万馬券を紹介します。
▼レース結果
このレースの出走頭数は17頭。
2着:3番人気
3着:9番人気
▼払い戻し
完全に荒れたレースですね。
1着のレイハリアは13番人気、3着のオールアットワンスは9番人気です。
この2頭の組み合わせで、1万4420円のワイド万馬券となっています。
ワイド万馬券③:3万970円&2万60円(2021年5月30日東京12R)
5月29日(土)の中京11Rでのワイド万馬券を紹介します。
▼レース結果
このレースの出走頭数は17頭。
2着:2番人気
3着:15番人気
▼払い戻し
大荒れです。
1着のウインキートスは8番人気、3着のアドマイヤアルバは15番人気です。
2通りの組み合わせで万馬券となっています。
ワイドでこれだけ稼げたら、大満足ですね!!
競馬のワイドまとめ
競馬のワイドとは、初心者でも当てやすい馬券です。
3着までに入る2頭の組み合わせを当てればOKで、「複勝」「単勝」に次いで3番目に当たりやすい。
初心者におすすめするワイドの買い方は以下の3つです。
- ワイド3頭ボックス
- ワイド3頭流し
- ワイド1点買い
上記の買い方を実践することで、的中を重ねて資金が増えていくはずです。
一方、以下のような買い方をすると、なかなか勝てません。
- ワイド5頭ボックス
- レースのたびに馬券を買う
- 負けを取り返そうと大勝負
ワイドは、平均配当が600円程度で大きな的中はそこまで期待できません。
しかし、そのぶんコンスタントに的中しやすいので、初心者でも楽しめる馬券と言えますね。