的中率の高い馬券と言えば、単勝と複勝です。
この2つを駆使して、プラス収支を目指す競馬ファンも多く見かけます。
どちらを購入するべきか悩んでしまったときに、単勝と複勝の両方を購入する人もいるのではないでしょうか?
でも、それが効率の良い買い方なのか、疑問に思っている人も多いかもしれませんね。
「単複の買い方が知りたい」
「単複で馬券を買うメリットとデメリットが知りたい」
今回は、そんな疑問を解決するために、競馬の単勝と複勝について徹底解説していきます。
単複が競馬で勝つために、重要な馬券であることは間違いありません。
単複でプラス収支を目指している方は、是非最後までチェックしてくださいね。
元馬券師の私が強くおすすめする単勝の買い方となっています。
1:【競馬】「単勝」+「複勝」=「単複」
競馬初心者の場合は、単複という言葉にあまり聞き馴染みがないかもしれません。
単複というのは、「単勝」+「複勝」のことです。
要するに、単勝と複勝を合わせた馬券のことを言います。
買い方としては単勝と複勝をそれぞれ別に購入する方法もありますが、一度に同じ金額の単勝と複勝を同時に購入できる「単複」を選ぶこともできます。
マークシートに「単+複」という項目があるので、単勝と複勝を一度に購入したいなら単複を活用してみましょう。
2:単複で馬券を買う2つのメリット
単勝と複勝の両方を購入するのに、メリットがあるのか気になる方も多いかもしれません。
わざわざ同じ馬の馬券を買うわけですから、疑問に思ってしまうのも当然です。
ここでは、単複で馬券を買う2つのメリットを紹介します。
メリット①:とにかく当たりやすい!
単複で馬券を買う最大のメリットは、的中率が高いという点です。
単勝だけでなく複勝も一緒に買っておけば、選んだ馬が3着に入れば当たりとなります。
単勝が外れても、複勝が当たるというのがポイントです。
例えば、単勝オッズが8.0倍で、複勝オッズが2.0倍のとき、単勝を300円、複勝を700円買っていたとします。
1着になれば単勝と複勝の両方が的中し、払い戻しは3800円になります。
でも、そんな簡単に両方とも的中しませんよね?
単複の場合は選んだ馬が1着でなく、3着でも複勝が当たってくれます。
すると、1400円の払い戻しがあり、単勝が外れたのに400円のプラス収支となります。
複勝も合わせて購入することで、的中率は圧倒的に高くなるので、特に競馬初心者の方におすすめです。
メリット②:控除率が低い
単複は、控除率が低いというメリットもあります。
控除率とはギャンブルにおける手数料のようなもので、馬券だとJRAの取り分になる部分を指します。
控除率は馬券の種類によって違うのですが、最も控除率が低いのが単勝と複勝です。
控除率の低い単勝と複勝を一緒に買うことで、年間トータルでプラス収支が目指しやすいというのが大きなメリットとなります。
ちなみに、控除率が最も高いのがWIN5の30%です。
高配当が狙える馬券ほど、控除率が高く設定されているのが特徴です。
馬券を長年買い続けるなら、単勝や複勝のように控除率が低い馬券を購入していくのが大切です。
控除率が低い単複で、着実に資金を増やすことを目指しましょう。
3:単複で馬券を買う2つのデメリット
的中率が高い単複ですが、もちろんメリットだけではありません。
単複にも、デメリットは存在します。
デメリットについてもしっかりと理解しておかないと、後で後悔することになるかもしれません。
そこで、単複で馬券を購入するデメリットを紹介します。
デメリット①:レース直前のオッズ変動が激しい
単複は、レース直前にオッズが大きく変動してしまうことがあります。
自分が馬券を買ったときよりも、最終オッズが一気に下がって、的中しても思っていたより配当が低かった場合も珍しくありません。
レース直前のオッズ変動は、わかっていても予想はできないものです。
ある程度オッズが変動する可能性は頭に入れておいて、変動してもトリガミにならないよう賭ける金額を決めましょう。
デメリット②:高配当はあまり期待できない
単複のデメリットは、高配当が期待できない点です。
的中率は高い馬券であるものの、3連単のような高配当は期待できません。
特に複勝については、1番人気だと1.1倍や1.2倍など的中しても利益が少ないのが特徴です。
単勝でも万馬券になることはありますが、かなり低い確率です。
3連単のように、頻繁に万馬券が出るような馬券ではありません。
そのため、一発逆転が狙いにくいというのが、デメリットとして挙げられます。
ただし、3連単のような高配当が期待できる馬券は、なかなか的中させることはできません。
高配当が出やすい馬券でも、的中しなければ意味がないのです。
単複のような的中率の高い馬券は、少しずつ資金を増やしていくことに向いています。
単複を何度も的中させ、資金を着実に増やすという意識を持ってみてください。
4:1万円の予算で単複おすすめの買い方
実際に単複をどのようなバランスで買えばいいか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、1万円の予算があったときに、おすすめしたい単複の買い方を紹介します。
まず単複を買うときは、単勝よりも複勝を多めに購入するようにしてください。
単勝の方が賭ける金額が大きくなってしまうと、単勝が外れて複勝があたったときに、トリガミとなってしまいます。
単勝が外れても、複勝が当たればプラス収支にするように、賭ける金額を調整するのが基本です。
具体的には単勝と複勝を、2:8や3:7のバランスが買うのがおすすめです。
1万円の予算のときには、単勝2000円、複勝8000円のようなバランスで購入します。
これなら、複勝が1.3倍以上つければプラス収支です。
単勝が外れてもプラス収支にすることができるので、リスクを下げることができています。
2:8か3:7のどちらにするかは、オッズを見て判断するようにしましょう。
複勝オッズが1.5倍以上つくようなら、3:7のバランスでも問題ないので、オッズを見ながらプラス収支になるような買い方を目指してください。
5:単勝オッズ1.5倍以下は単複に向かない
単複を購入するときに注意したいのが、圧倒的な1番人気のときにはプラス収支にしにくいということです。
例えば、単勝オッズ1.5倍以下のような馬だと、単複で買うメリットがほとんどありません。
複勝オッズは1.0~1.1倍となり、元返しの可能性すらあります。
そのような状況で単複を買っても、リスクが増えるだけです。
単勝オッズ1.5倍以下の圧倒的な1番人気でも、負けることがあるのか競馬です。
レース中に不利を受けたり、スタートで出遅れるリスクもあります。
自信があるからと言って、単勝オッズ1.5倍以下の単複を過信するのは禁物です。
大きなリターンも期待できないので、単勝オッズ1.5倍以下の単複は避けることが大事です。
ある程度の配当が期待できるオッズで、単複を狙うようにしてください。
まとめ
単複は、同じ馬の単勝と複勝を同時に購入する買い方です。
別々に単勝と複勝を購入しても問題ありませんが、単複としてまとめて購入することもできます。
単複の馬券を買うメリットは、以下の2点です。
- とにかく当たりやすい!
- 控除率が低い
馬券を当てやすいということは、非常に重要なことです。
高配当ばかり狙って、馬券が外れ続けてしまっては意味がありません。
また、単複は他の馬券よりも控除率が低いので、長期的に見て勝ちやすい券種と言えます。
控除率の低い単複を使って、確実に資金を増やしていくのも大事です。
単複を買うときは、2:8や3:7といった感じで、複勝を多めに購入するようにしましょう。
単複を上手く活用して、馬券の回収率アップを目指してくださいね。