⇩横スクロールできます。
[banner file=’ad-banner26′]「皐月賞ってどの馬が出るの?」
「皐月賞のボーダーラインっていくらくらい?」
このように考えてはいませんか?
2022年に開催される皐月賞のボーダーラインは現在約400万円となっています。
また、優先出走権を得てる馬は弥生賞1着のアスクビクターモアやドウデュースなどが上げられます。
本記事ではその他にも皐月賞に出走が予定される馬を紹介していくのとともに、記事終盤では皐月賞を予想するうえで重要な2つのポイントも解説していきます。
この記事を読めば皐月賞で出走する馬がわかるのとともに、ボーダーライン上の馬が過去どのような活躍をしたかの傾向も理解することができます。
ぜひ最後までご覧ください。
皐月賞のボーダーラインは賞金400万円!出走予定馬一覧
<優先出走馬>
アスクビクターモア | 弥生賞1着 |
---|---|
ドウデュース | 弥生賞2着 |
ボーンディスウェイ | 弥生賞3着 |
デシエルト | 若葉ステークス1着 |
ビーアストニッシド | スプリングステークス1着 |
サトノヘリオス | スプリングステークス3着 |
<収得賞金順~出走可能~>
キラーアビリティ | 3900万円 |
---|---|
オニャンコポン | 2900万円 |
ジオグリフ | 2800万円 |
ダノンベルーガ | 2400万円 |
マテンロウレオ | 2400万円 |
イクイノックス | 2300万円 |
ジャスティンパレス | 2300万円 |
ジャスティンロック | 2000万円 |
ダンテスヴュー | 1200万円 |
ラーグルフ | 1000万円 |
トーセンヴァンノ | 600万円 |
<収得賞金順~抽選対象・1頭が出走可能~>
オウケンボルト | 400万円 |
---|---|
グランドライン | 400万円 |
ナニハサテオキ | 400万円 |
メイショウラナキラ | 400万円 |
【皐月賞時点】2022年のクラシック戦線有力出走予定馬BEST3
1位「イクイノックス」キタサンブラック産駒初年度の大物
まずは新種牡馬キタサンブラック産駒からご紹介します。
初年度から新馬戦と東京スポーツ杯2歳ステークスを連勝したイクイノックスは、母親も2015年のマーメイドステークスを優勝したシャトーブランシュという良血馬です。
2021年のラジオNIKKEI賞を勝利したヴァイスメテオールはイクイノックスの半兄にあたります。
新馬戦では同じく皐月賞に登録があるサトノヘリオス(4着)に先着しています。
また東京スポーツ杯2歳S優勝時は、皐月賞登録馬のダンテスヴュー(4着)、トーセンヴァンノ(10着)も出走していました。
課題はこの東京スポーツ杯2歳S以来の実戦となる点ですが、良血馬だけに休養明けを克服できれば、有力馬の1頭である点は言うまでもありません。
2位「ドウデュース」武豊も絶賛!2021年最優秀2歳牡馬
2歳G1を勝利した2頭も軽視はできません。
まずはハーツクライ産駒のドウデュースですが、鞍上の武豊騎手に朝日杯フューチュリティステークス初勝利をプレゼントした馬として知られています。
2歳だった2021年はこの朝日杯フューチュリティステークスも含めて3戦3勝で、JRA賞の最優秀2歳牡馬の座に輝きました。
年明けは3月の弥生賞に出走して2着に敗れ、初黒星を喫しました。
しかし、本番と同じ中山芝2000mを経験できた点は強みになります。
今回も引き続き、武豊騎手が手綱を取る予定です。
管理する友道康夫調教師も人気薄のポタジェで大阪杯を優勝するなど好調で、侮れない陣営です
3位「キラーアビリティ」残り少ないディープインパクト産駒
もう1頭の2歳G1馬キラーアビリティはディープインパクト産駒です。
前走のホープフルステークスを勝利して、G1馬の仲間入りを果たしました。
ディープインパクト産駒は今年デビューする2歳馬がラストクロップになりますので、残り2世代ということになります。
キラーアビリティは、その残り少ないディープインパクト産駒の有力馬として注目を集めています。
ホープフルステークスから直行で皐月賞に挑むのは、2019年のサートゥルナーリアや、2020年のコントレイルと同じです。
トライアルレースを使わずに挑むという、最近のトレンドが今年も当てはまるのか、要注目です。
昨年の皐月賞をエフフォーリアで勝利してG1ジョッキーとなり、ブレイク中の横山武史騎手とのコンビとなる点にも、大きな期待が集まります。
2021年の皐月賞ボーダーライン馬のその後
「自分の愛馬をクラシックレースに出走させたい。」
これはオーナーも、厩舎関係者も共通している想いです。
毎年、皐月賞に出走可能か?否か?のボーダーライン上にいる馬たちには、レースとは別のドラマがあります。
過去の皐月賞において、滑り込みセーフだった馬、抽選漏れで除外となってしまった馬についてのドラマを、その後も含めて紹介します。
「ヨーホーレイク」は皐月賞5着!日経新春杯で重賞初タイトル
近年は2歳馬による重賞がG1レースも含めて増えていますので、出走馬のボーダーラインが高くなりがちです。
エフフォーリアが勝利した2021年の皐月賞は、ホープフルステークス3着、きさらぎ賞2着というヨーホーレイクでさえも、2勝馬なのにボーダーライン上にいたのです。
何とか抽選をくぐり抜けて出走した皐月賞は5着。
優勝したエフフォーリアには0秒6差をつけられましたが、掲示板に載ることができました。
続く日本ダービーで7着に敗れた後、休養に入り、約7ヶ月半ぶりの出走となった2022年の日経新春杯で、ヨーホーレイクは鋭い決め手を見せて快勝。
同世代で、皐月賞と日本ダービーで3着に入っていたステラヴェローチェに先着しての勝利でした。
皐月賞でボーダーライン上に留まっていた馬だったヨーホーレイクでしたが、その地力は決して同世代の中でも見劣るものではなかったことを、古馬になってから証明した形となったのです。
「ディープモンスター」は皐月賞7着!その後は馬券に絡めず
この2021年の皐月賞が出走するだけでも大変だったのは、ヨーホーレイクと同じディープインパクト産駒のディープモンスターを見てもわかります。
ヨーホーレイクは2勝馬でしたが、ディープモンスターは前年10月の新馬戦(京都)、年明けの梅花賞(中京)、そして2月のすみれS(阪神)と3勝を挙げていたのです。
この年は3勝馬でも、皐月賞出走は微妙なラインだったのです。
ディープモンスターは皐月賞では7着でした。
この皐月賞以降、ディープモンスターは馬券に絡む走りができていません。
続く日本ダービーでは、16着と大敗しました。
休養明けで挑んだ菊花賞は5着。
掲示板に入った地力から、どこかでチャンスが巡ってくると思われますが、年明けの白富士ステークスでも5着と結果を残すことはできませんでした。
それでもまだ4歳です。
菊花賞5着の地力がどこかで開花すると期待されています。
「タイムトゥヘヴン」は皐月賞落選!ダービー卿チャレンジで重賞初タイトル
一方、この2021年の皐月賞でヨーホーレイクやディープモンスターとは異なり、ボーダーライン上から漏れ、皐月賞への出走を逃したのが、ロードカナロア産駒のタイムトゥヘヴンでした。
1月に京成杯で2着に入り、注目を集めたのですが、続く弥生賞で6着に敗れて優先出走権を手にすることができず、1勝馬ということもあり、皐月賞に駒を進めることができませんでした。
その後、タイムトゥヘヴンはニュージーランドトロフィーで2着に入り、NHKマイルカップへ駒を進めて2着。
さらにフルゲート割れだった日本ダービーにも出走しました(13着)。
その後はマイル路線に矛先を変え、10月の富士ステークスで3着に入り、さらに2022年のダービー卿チャレンジトロフィーを勝って重賞ウイナーの仲間入りを果たしたのです。
タイムトゥヘヴンは富士ステークス以降はマイル戦ばかりを使われています。
かつては皐月賞出走を目指した馬でしたが、今では路線を変え、実績を残しているのです。
【最強世代】2021年の皐月賞を振り返る
3勝馬でも、重賞好走馬でもボーダーラインだった2021年皐月賞を振り返ると、2018年に産まれた競走馬たちは、ハイレベルであったことがわかります。
そんな最強世代が戦った皐月賞を優勝したエフフォーリアについて紹介します。
エフフォーリアと横山武史の快進撃は皐月賞から始まった
エフフォーリアはエピファネイア産駒で、前年8月の新馬戦(札幌)、11月の百日草特別(東京)、そして年が変わって2月の共同通信杯と3連勝で皐月賞に駒を進めました。
皐月賞では好位4番手でレースを進め、最後の直線で馬群から抜け出して勝利。
この勝利で、鞍上の横山武史騎手はG1初勝利を飾ります。
エフフォーリアと横山武史騎手はこの皐月賞をきっかけに、2021年の競馬界を象徴する快進撃を見せたのです。
続く日本ダービーでは2着に敗れましたが、秋には古馬を相手に天皇賞(秋)と有馬記念を連勝。
エフフォーリアは2021年度JRA賞において、年度代表馬の座に輝きました。
そして横山武史騎手は前年に続き、関東リーディングジョッキーとなっています。
横山武史騎手は2022年も関東リーディングのトップを快走中で、その快進撃はとどまるところを知らない状況です。
2022年の皐月賞を予想する上での2つのポイント
それでは2022年の皐月賞を予想する上で、覚えておくべき2つのポイントをご紹介します。
近10年の皐月賞におけるデータを基に読み解きます。
トライアルレース組は苦戦傾向
それでは近10年の皐月賞における、前走トライアルレース組の戦績を紹介します。
弥生賞
(0・5・2・32)
スプリングステークス
(2・1・3・33)
若葉ステークス
(0・2・1・21)
かつては王道だった弥生賞組から勝ち馬が近10年出ていないのは驚きです。
若葉ステークス組からも勝ち馬が出ておらず、スプリングステークス組は2勝していますが、別路線組が主流であることがこのデータからもわかります。
ではどの路線を狙えばいいのか、次に紹介します。
前年の2歳王者は重い印を
そのヒントは、2019年の優勝馬サートゥルナーリア、2020年に勝利したコントレイルにあると言っても過言ではありません。
この2頭は前年のホープフルステークスを勝利して、年明けは一度もレースを使わず、休養明けで皐月賞を優勝しているのです。
また2020年は2着のサリオスも朝日杯フューチュリティステークスを勝利した後、休養明けの形で皐月賞に駒を進めていました。
2020年は2歳王者2頭によるワンツー決着だったのです。
重要視すべきはトライアルレースではなく、前年の2歳G1と言っても過言ではありません。
⇩横スクロールできます。
[banner file=’ad-banner26′]まとめ
2022年の皐月賞は、出走馬のボーダーラインから考えると、2021年よりレースレベルが高いとは言えません。
しかし、レースレベルと馬券の面白さは異なります。
絶対的な存在がいない分だけ、馬券は面白いと考えることもできるG1レースと言えます。