夏競馬と言えば、「北海道シリーズ!」と最初に出てくる競馬ファンも少なくないはずです。
函館競馬場と札幌競馬場では、毎年夏競馬期間でのみ中央競馬が開催されます。
まさに「夏競馬といえば、北海道!」という感じですね。
そんな北海道シリーズの特徴や、馬券の当て方について詳しく解説していきます。
また、記事の後半では北海道シリーズを始め、夏競馬で圧倒的な結果を残している超人気競馬予想サイトも紹介します。
ぜひ最後までチェックしてください。
1:北海道シリーズは夏競馬の象徴!3つの特徴を紹介
夏競馬の北海道シリーズの開催は、年によって多少変動しますが、函館競馬場で6週間⇒札幌競馬場で7週間の日程で行われます。
そんな、夏競馬の象徴といえる北海道シリーズの特徴を紹介します。
- 避暑地北海道は馬も人も快適
- 函館・札幌の北海道2場はパワーが必要な洋芝
- 函館競馬場は札幌競馬場よりも高低差アリ
特徴①:避暑地北海道は馬も人も快適
北海道シリーズ1つ目の特徴は、「馬も人も過ごしやすい気温」です。
北海道の夏の平均気温は20~22度。
暑さに弱い競走馬も珍しくないので、人にとっても馬にとっても北海道はいい環境での競馬と言えます。
ちなみに、暑さに弱い競走馬は夏バテになるケースも珍しくありません。
夏バテになると、食欲を失ったり、やる気を失ったりと、人間の夏バテと同じような症状になります。
夏バテとまではいかなくても、猛暑の中の競馬開催の場合、レース前に体力を消耗して本来の力を発揮できない競走馬もいるので、その点を踏まえて夏競馬に挑みましょう。
特徴②:函館・札幌の北海道2場はパワーが必要な洋芝
北海道シリーズ2つ目の特徴は、「パワーが必要な洋芝が使われている」点です。
函館競馬場と札幌競馬場の北海道2場は、寒冷地対策として「洋芝」が使われています。
洋芝の特徴は、野芝に比べて粘り気が強く、パワーが必要とされます。
洋芝適性のない競走馬は、前走で好走していても凡走することもあれば、前走で凡走していても、洋芝適性がある競走馬は好走傾向です。
特徴③:函館競馬場は札幌競馬場よりも高低差アリ
北海道シリーズ3つ目の特徴は、「函館と札幌で高低差が違う」という点です。
函館競馬場は3.5m近い高低差があるのに対して、札幌競馬場はほとんど高低差がなく、平坦なコースとなっています。
▼函館と札幌の芝コース高低差
函館競馬場は高低差があると言っても、最後の直線は下り坂→平坦となるので、逃げ馬有利な競馬場と言えます。
2:とにかく当てる!北海道シリーズ3つの攻略方法!!
競馬をするなら当然当てたい!
夏競馬における北海道シリーズで馬券的中の攻略法を消化します。
- 函館で先行馬が内枠なら注目!
- 札幌芝1200mは函館好走馬に注意!
- 斤量の少ない新人騎手は狙い目!
それぞれを詳しく解説します。
攻略法①:函館で先行馬が内枠なら注目!
函館競馬場において、先行馬が内枠に入った場合はかなり注目しましょう。
函館競馬場の高低差は、先行馬が逃げ切りやすいつくりとなっています。
▼函館競馬場の高低差
スタートから2コーナーまで下り坂があるので、先行馬は勢いをつけやすくなります。
また、まくり馬は向こう正面から3コーナーにかけての上り坂の影響で、一気に順位を上げることが難しくなっているのです。
最後の直線は下り→平坦となっているので、先行馬がそのまま逃げ切りやすい競馬場と言えるのです。
内枠に入ることで、スタートさえ決まれば最短コースで駆け抜けられるので、函館の内枠先行馬は狙い目と言えます。
攻略法②:札幌芝1200mは函館好走馬に注意!
札幌競馬場で開催される芝1200mでは、函館芝1200mで好走した馬を必ずしも信用してはいけません。
函館芝1200mは、札幌と比較してそれほどスピード力がなくても走れるという特徴があります。
函館と札幌は、同じ洋芝が使われていますが、札幌の洋芝の方が馬場が軽くなっているのです。
「函館で好走しているから」という理由だけで馬券を買うと、痛い目を見る可能性があります。
調教状況をチェックして、本当に札幌1200mで走る馬を見つけ出すことができれば、思わぬ配当を手に入れることができるかも知れません!
攻略法③:斤量の少ない新人騎手は狙い目!
JRAでは、3月に新人騎手がデビューを迎えます。
夏競馬の時期になると、新人騎手も騎乗に慣れています。
勝利数の少ない新人騎手は、減量制度の恩恵を受けることができるので、より軽い斤量でレースに挑むことが可能です。
区分 | 印 | 減量 | 条件 | |
---|---|---|---|---|
男性騎手 | ☆ | 1kg | 騎手免許取得 | 勝利度数51回以上100回以下 |
△ | 2kg | 5年未満 | 勝利度数31回以上50回以下 | |
▲ | 3kg | 勝利度数30回以下 | ||
女性騎手 | ◇ | 2kg | 騎手免許取得5年以上 | |
騎手免許取得 | 見習期間終了後 | |||
▲ | 3kg | 5年未満 | 勝利度数51回以上100回以下 | |
★ | 4kg | 勝利度数50回以下 |
女性騎手の場合、最大で4kgも軽い斤量となります。
斤量が1kg違えば1馬身変わるとも言われていますから、軽い斤量で挑める新人騎手は狙い目です。
近年では、新人でも技術の高い騎手が多いので、勝鞍を積み上げているジョッキーも少なくありません。
難易度の高い夏競馬こそ、軽い斤量で挑める新人騎手で狙ってみましょう!
3:【スーパーG2】「札幌記念」JRAはG1昇格に後ろ向き
北海道シリーズで唯一のG2が「札幌記念」です。
札幌記念は、夏競馬開催にもかかわらず実績馬の参戦も多いことから、【スーパーG2】という異名のある人気レース。
北海道の関係者からは、札幌記念のG1昇格を叫ぶ声も多数ありますが、JRA側は後ろ向きな姿勢を見せています。
G2からG1への昇格には、過去3年のレースレーティングの平均が115以上必要となります。
2018年:116.25
2019年:118.75
2020年:116.50
3年平均:117.17
札幌記念は、レースレーティング3年平均115以上で、G1昇格の条件をクリアしています。
しかし、JRAの見解は以下の通りです。
JRA競走部番組企画室企画課の課長補佐
「我々としては春と秋にG1レースを多く組んで、そこを盛り上げようと番組を編成しているだけに、夏にG1となると…。確かに札幌記念は出走馬の質が高いですが、年によってばらつきもあります。有力馬にとっては秋競馬や海外遠征につながるための一戦と位置づけられている印象もありますし、逆にここに力を注ぎすぎて、春や秋の層が薄くなってしまっては本末転倒なわけで…。実際、初夏の宝塚記念では(メンバー集めに)苦労している現実もありますから。あまり現実味がありませんね」
引用元:過去の東スポの記事
JRAの見解を見る限り、札幌記念のG1昇格はすぐには実現しそうにありませんね。
とはいえ、将来的には可能性は十分にあると言えますし、もし夏競馬にG1ができたら私も一競馬ファンとして、非常にうれしく感じます。
まとめ
「夏競馬と言えば、北海道!」と頭に浮かぶ競馬ファンも多いはずです。
1年で夏競馬の時期のみ、中央競馬が北海道にやってきます。
夏競馬の象徴、北海道シリーズの特徴は以下の3つです。
- 避暑地北海道は馬も人も快適
- 函館・札幌の北海道2場はパワーが必要な洋芝
- 函館競馬場は札幌競馬場よりも高低差アリ
また、難易度が高いとされる「夏競馬」「北海道」の攻略方法が以下の3つ。
- 函館で先行馬が内枠なら注目!
- 札幌芝1200mは函館好走馬に注意!
- 斤量の少ない新人騎手は狙い目!
攻略法を実践すれば、「夏競馬」「北海道」で大きな成果を手に入れられるはずです。
今年の夏は、北海道で回収率120%を目指しましょう!