「競馬始めたばかりだけどなんの知識が必要なの?」
「競馬を始めたいけどまずは何から覚えればいいの?」
このような方は本記事必見ですよ!
そもそも競馬とは一般的にギャンブルとしてのイメージが強いですが、実はスポーツとして分類されるのです。
知っていましたか?
また、本記事では競馬初心者向けの知識として、「競馬の種類」「馬券購入」「競馬の予想方法」という3つの観点で必要な最低限の知識を解説していきます。
この記事を読み終わるころには「競馬全然わかんない!」という方でも最低限の知識は身に付きますよ!ぜひ最後までご覧ください!
- 競馬の意義と目的
- 競馬の種類
- 馬券の基礎知識
- 競馬予想で役立つ知識
そもそも競馬とは?初心者向けに基礎知識を解説
競馬とは、競走馬がレースで1着を目指す競技です。
競艇やボートレースと違い、競走馬は生き物なので、生き物が主役の競技です。
もちろん、競走馬だけでレースを行うことはできません。
競走馬に騎乗する騎手や管理する調教師、育成する厩務員や競走馬を所有する馬主、さらには馬の生産者や競馬情報を伝える記者など、競馬に従事する方はたくさんいます。
すべての競馬関係者は、携わる競走馬がG1のレースで勝つことを目標に仕事をしています。
競馬はスポーツに分類される
競馬はレースのカテゴリーに分類されるので、スポーツの一環として扱われることもあります。
スポーツ新聞やスポーツ番組で取り上げられることも多く、レースとして楽しむことができます。
競馬はギャンブルの側面もある
そして、競馬では馬券が発売されています。
馬券は、予想した馬が勝てば金額を上乗せして変換されるので、一攫千金を狙うこともできます。
賭けごととしても捉えることができるので、競馬はギャンブルとしての側面も持っています。
競馬初心者向け基礎知識1:競馬の種類
国内で開催される競馬はカテゴリーごとにいくつかの種類で分けることができます。
ここで紹介するのは、「競馬の主催者側の違い」と「馬場の違い」です。
日本の競馬はふたつの主催者が存在します。
それぞれ中央競馬と地方競馬に分けることができます。
そして、競走馬がレースを行う馬場もいくつかの種類があります。
それぞれ解説します。
知識①中央競馬
中央競馬とはJRA(日本中央競馬会)が運営する競馬組織です。
JRAは農林水産省の組織の一部なので、国が運営する国有の組織です。
テレビでお昼時に放送される競馬番組や名の知られるG1レースのほとんどは中央競馬で開催されています。
中央競馬が開催される日は基本的に週末の土日ですが、稀に祝日の月曜日に開催されることもあります。
ちなみに中央競馬場は全国で10カ所あります。
札幌競馬場 | 北海道札幌市 |
函館競馬場 | 北海道函館市 |
福島競馬場 | 福島県福島市 |
新潟競馬場 | 新潟県新潟市 |
中山競馬場 | 千葉県船橋市 |
東京競馬場 | 東京都府中市 |
中京競馬場 | 愛知県豊明市 |
京都競馬場 | 京都府京都市 |
阪神競馬場 | 兵庫県宝塚市 |
小倉競馬場 | 福岡県北九州市 |
知識②地方競馬
地方競馬は地方競馬場が点在する地域で運営されている組織です。
中央競馬が完全に国の管轄であるのに対し、地方競馬は各自治体が運営しています。
地方競馬は中央競馬ほど大きなレースは開催されず、岩手県の盛岡競馬場を除けばすべてのコースでダートのみ使用されています。
開催日、開催時間は競馬場ごとに違います。
平日に開催することもあれば、週末の夜にナイター開催する競馬場もあります。
ちなみに、地方競馬全体の組織をNAR(地方競馬全国協会)といいます。
門別競馬場 | 北海道沙流郡日高町 |
帯広競馬場(ばんえい競馬) | 北海道帯広市 |
盛岡競馬場 | 岩手県盛岡市 |
水沢競馬場 | 岩手県奥州市 |
浦和競馬場 | 埼玉県浦和市 |
船橋競馬場 | 千葉県船橋市 |
大井競馬場 | 東京都品川区 |
川崎競馬場 | 神奈川県川崎市 |
金沢競馬場 | 石川県金沢市 |
笠松競馬場 | 岐阜県羽鳥郡笠松町 |
名古屋競馬場 | 愛知県名古屋市 |
園田競馬場 | 兵庫県尼崎市 |
姫路競馬場 | 兵庫県姫路市 |
高知競馬場 | 高知県高知市 |
佐賀競馬場 | 佐賀県鳥栖市 |
知識③芝とダート、2つの馬場の違い
競馬場のコースには、芝とダート、ふたつのコースがあります。
芝コースは、一面緑一色に覆われたコースで、芝が生えそろっています。
有名なレースの多くが芝で開催されることから、多くの競馬ファンは芝のレースを好みます。
ダートコースとは、砂地を敷き詰めたコースで砂の上を走ります。
ほとんどの地方競馬がダートでレースが行われています。
なぜ、地方競馬がダートを採用しているかというと、ダートは芝よりも管理が楽なのでコストがかからないからです。
なお、中央競馬でも芝の生育が悪くなりやすい冬の時期はダートレースが多く開催されます。
知識④障害レースとは?
コース上に飛越するための障害を設置したコースです。
普段目にしない芝やダートの上をかけながら障害物を飛越する姿は、普段のレースとはまた違った魅力があります。
かつて、障害競走はほとんど知名度がありませんでしたが、中山グランドジャンプを5連勝したオジュウチョウサンの活躍により、ファンが注目するようになりました。
競馬初心者向け基礎知識2:馬券購入の知識
馬券購入の際、全く知識がなければどのように馬券を購入すればいいのか、どの券種を購入したらいいのか全く見当がつかないでしょう。
馬券購入の際に最低限知っておきたい知識をまとめました。
知識①馬券には9つの券種がある
馬券には一着の馬を予想する単勝から、当たれば高配当が見込める三連単まで、様々な券種があります。
現在日本で発売されている馬券は9種類あります。
単勝 | 1着の馬を予想する券種 |
複勝 | 3着以内に入線する馬を予想する券種 |
枠連 | 1.2着に入線する馬の組み合わせを枠番で予想する券種 |
ワイド | 3着以内に入線する馬の組み合わせを2頭選択して予想する券種 |
馬連 | 1.2着に入線する馬の組み合わせを馬番で予想する券種 |
馬単 | 1.2着に入線する馬の組み合わせを着順通り予想する券種 |
三連複 | 1.2.3着に入線する馬の組み合わせを馬番で予想する券種 |
三連単 | 1.2.3着に入線する馬の組み合わせを馬番で予想する券種 |
WIN5 | 指定された5つのレースの勝ち馬を予想する券種(地方競馬では発売していない) |
知識②馬券購入の流れ
馬券は競馬場や場外馬券売り場に設置されているマークシートを券売機に読み込ませて購入する方法と、インターネット投票で購入できます。
どちらも購入したいレースや券種、購入金額など、必要事項を記載すれば購入できます。
注意したいのが、馬券投票には投票締め切り時間があることです。
券売機で購入する場合はレース開始の4分前、インターネット投票の締め切りはレース開始1分前となっています。
知識③馬券の購入方法
馬券の購入方法は大きく分けて3つあります。
ひとつは競馬場で購入する方法です。
競馬場に設置されている券売機を活用することで馬券を購入できます。
ふたつめはWINSなどの場外馬券売り場で購入する方法です。
WINSにも券売機が設置されているので、競馬場で馬券を購入するように馬券を買えます。
みっつめはインターネットで馬券を購入する方法です。
指定された口座と手続きさえ行えばインターネットで誰でも簡単に馬券を購入できます。
インターネット環境さえ整っていれば自宅や外出先でも馬券を購入できるので、非常に便利な投票システムです。
競馬初心者向け基礎知識3:競馬新聞での予想方法
馬券を購入する上で参考にできるのが競馬予想です。
競馬予想とはレースに出走する馬の情報を読み解き、勝つ馬を探すことです。
勝つ馬を予想する際、どの部分を見て予想すればいいのか分からないという方もいるでしょう。
予想する上で覚えておきたい知識を紹介します。
知識①印の見方を知る
競馬新聞には専属する競馬記者の予想が公開されています。
予想は印という形で公開されていて、印を理解することで本命馬や対抗馬を見抜くことができます。
◎ | 本命 | もっとも勝つであろう馬。1番手評価 |
〇 | 対抗 | 本命の次に勝つ見込みのある馬。2番手評価 |
▲ | 単穴 | 対抗の次に勝つ見込みのある馬。3番手評価 |
△ | 連下 | 1着の望みは薄いが、2.3着に絡む可能性のある馬。 |
×・☆ | 穴馬 | 人気はないが一発ありそうな馬 |
知識②脚質の見方と意味
競走馬には脚質があります。競馬新聞にも脚質を表記しています。
出走馬名の近くにある4つの四角のなかに付けられた三角の位置で脚質を知ることができます。
縦の馬柱の場合、上から逃げ・先行・差し・追い込みで表記されます。
横の馬柱の場合は左から逃げ・先行・差し・追い込みで表記しています。
知識③(※-※-※-※)の見方
競走馬の戦績を一目でまとめた指標です。
左から1着に絡んだ回数・2着に絡んだ回数・3着に絡んだ回数・4着以下に入線した回数を表しています。
例えば全レースの戦績が(3-2-1-4)の馬は過去10回レースを行い、1着が3回、2着2回、3着が1回で4着以下が4回あったことが分かります。
競馬の基礎知識まとめ
競馬に触れる上で欠かせない知識を紹介しました。
ここで紹介した知識は馬券購入や競馬の仕組みを知る上で欠かせない情報で、あくまでも最低限の情報だけ掲載しています。
競馬にはたくさんの情報や学べることがあります。
もっと知識を深めたいという方は、インターネットや競馬新聞、本などのツールを使ってさらに勉強してみてください。