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新潟2歳ステークス2023 過去10年のデータ・傾向 |
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ダート路線の3歳馬の頂点を決めるレースとして注目を集め、 過去にはゴールドアリュール、カネヒキリなどの名馬が勝利しています。
中央競馬の馬が初めて大井競馬場のレースに出走するケースも多く、枠順による有利不利で力差が逆転する展開も珍しくありません。
そこで、今回の記事では2023年ジャパンダートダービーでの枠順の有利不利を過去の事例をもとに解説していきます。
Contents
ジャパンダートダービー2023の出走予定馬情報
今年も、3歳ダート王者決定戦のジャパンダートダービーが開催されます。
将来が期待されているダート馬たちが集まる中で、優勝候補として多くの注目を集めているのが、ジャスティファイ産駒の「ユティタム」です。
父ジャスティファイは、史上13頭目のアメリカクラシック三冠を達成した名馬です。
「ユティタム」はそんな偉大な名馬の産駒としても注目を集め、2021年のセレクトセールにおいて2億2,000万円と高額落札されました。
期待の良血馬として出走したデビュー戦では惜しくも2着に敗れましたが、そこからは破竹の勢いで3連勝し、オープンクラス入りを果たしています。
前走の青竜Sでは3番手から上がり最速タイムを記録し、大物感を漂わせている一頭です。
また、兵庫チャンピオンシップの勝ち馬「ミトノオー」も期待を集めています。
2戦目のオキザリス賞では11着と大敗してしまいましたが、それ以外は全て勝利し、5戦4勝の好成績を残しています。
特に前走の兵庫チャンピオンシップは、2着に6馬身差をつける圧倒的な勝ち方で勝利しました。
ダート中距離が得意舞台なので、大井2000mとの相性も良さそうです。
その他、5戦5勝で地元大井のスターホースである「ミックファイア」、兵庫チャンピオンシップ2着馬「キリンジ」なども出走します。
3歳ダート王者決定戦に相応しいメンバーが揃ったので、楽しみな一戦となりそうです。
大井2000mのコース特徴
枠順による有利不利は、競馬場の特徴によっても変わってきます。
そこで、まずはジャパンダートダービーが行われる大井2000mのコース特徴について解説します。
スタートから最初のコーナーまでの距離が長い
ジャパンダートダービーが行われる大井2000mは、4コーナー終わり付近からのスタートとなります。
ホームストレッチを目一杯使うため、スタートから最初のコーナーまでの距離が約500mと長いのが特徴です。
これは他の小回りの地方競馬場とは全く違うため、大井競馬場では違う能力が求められます。
また、最初のコーナーまでの距離が長いことから、外枠からでも良いポジションを取れる傾向が見られます。
むしろ外から寄せられてしまう内枠は苦しい展開となることがあり、ストレスなく走れる外枠が好走しやすいコースです。
ただし、スタートから長く直線が続き十分にスピードが出せるため、レース前半がハイペースになることも珍しくありません。
そのため、非常にスタミナが求められるコースであり、2000mを走り切れるだけのスタミナがあるかが予想での重要なカギとなります。
ロングスパートになりやすい
大井競馬場は、地方競馬最大のコースです。
最後の直線が非常に長く、末脚を活かしやすいコースとなっています。
ただし、残り1000m付近から一気にペースが上がるため、ロングスパートに対応できるかが上位に入るために重要になります。
長く良い脚を使うための心肺機能が必要で、タフな展開に強くなければ上位に食い込むことはできません。
他の地方競馬場に比べたら、差し・追い込み勢の活躍が目立つコースですが、最後の直線だけで差し切ることは難しいのが現状です。
差し・追い込み馬の中でもスタミナ豊富で、ロングスパートに対応できる馬を狙いたいところです。
荒れやすい競馬場としても有名
大井競馬場は、地方競馬の中でも荒れやすい競馬場としても有名です。
荒れる理由としてまず挙げられるのは、出走頭数の多さです。
メインレースはフルゲート16頭で、展開によって人気馬が力を出し切れないこともあります。
また、最後の直線が長く、差し・追い込み勢が活躍しやすいのも荒れるポイントになっています。
他の地方競馬場で好成績を残していた逃げ・先行馬が、大井競馬場の長い直線ではスタミナがもたずに、ゴール前で差し切られてしまうということもあります。
過去の地方競馬での成績があてにならないという点も、大井競馬場のレースの予想を難しくしています。
そして、大井競馬場は天候によって、馬場の状態が著しく変化する傾向も見られるコースです。
外側から内側に向かってやや傾斜しているレイアウトになり、雨が降ったときの馬場の乾き具合が内と外で変わることがあります。
そのため、実力が足りない穴馬が外枠の有利を活かして好走することもあり、馬場状態がレース結果に大きな影響を与えます。
大井競馬場は高配当が出ることも珍しくない競馬場なので、当日の馬場状態を確認しながら、人気薄の穴馬も積極的に馬券に絡めるのがおすすめです。
過去の事例から見るジャパンダートダービーの枠順の有利不利
ジャパンダートダービーでの有利な枠順は、過去のレース結果から導き出すのが一番です。
そこで、ここからはジャパンダートダービーの過去10年の枠順別成績や昨年のレース結果を紹介します。
ジャパンダートダービーの過去20年の枠順別成績
枠順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-1-21 | 4.3% | 4.3% | 8.7% |
2枠 | 0-0-0-24 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3枠 | 3-0-3-24 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4枠 | 1-2-4-32 | 2.6% | 7.7% | 17.9% |
5枠 | 1-7-3-28 | 2.6% | 20.5% | 28.2% |
6枠 | 6-5-1-28 | 15.0% | 27.5% | 30.0% |
7枠 | 5-2-3-28 | 13.2% | 18.4% | 26.3% |
8枠 | 3-4-5-28 | 7.5% | 17.5% | 30.0% |
過去20年の枠順別成績を調べると、明らかに外枠有利の傾向が見られました。
過去20年で8枠が複勝率30.0%と高確率で馬券に絡んでいて、外枠が上位に絡みやすくなっています。
これは、最初のコーナーまでの距離が長いことと、馬場が外側から内側に向かって傾斜していることが要因として挙げられます。
反対に内枠について注目すると、1枠は連対率4.3%・複勝率8.7%と8枠の成績を大きく下回っています。
さらに、2枠については過去20年で一度も馬券に絡んでいません。
そのため、ジャパンダートダービーでは人気馬でも1~2枠に入ったとしたら、危険な人気馬として認識しておく必要がありそうです。
枠順から見る2022年ジャパンダートダービーのレース結果
次に、2022年のジャパンダートダービーのレース結果を見てみます。
2022年のジャパンダートダービーを制したのは、8枠14番に入ったノットゥルノでした。
鞍上の武豊騎手は2005年のカネヒキリ以来17年ぶりの制覇で、地方通算200勝のメモリアルVとなりました。
名手・武豊騎手は終始外を回る選択をし、最後まで馬場状態の良い外側を走ることで、ノットゥルノを勝利に導いています。
馬場状態は不良で行われ、水分が浮いているような状態だったため、結果的には外枠が有利と言える状況でした。
天候が悪くなればさらに外枠有利の傾向が強まるので、当日の馬場状態が悪ければ、8枠に入った穴馬も積極的に馬券に絡めたいところです。
まとめ
ジャパンダートダービーは、大井競馬2000mで行われるJpn1レースです。
スタートから最初のコーナーまでの距離が長く、外枠からでも良いポジショニングができるコースとなります。
雨が降れば内側部分だけに水が溜まることもあり、外枠有利が顕著になります。
過去20年の枠順別成績を見ても、6~8枠が圧倒的な成績を残していました。
そのため、ジャパンダートダービーでは外枠有利であることを頭に入れながら、予想を組み立てる必要がありそうです。
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