最終関門は淀の長丁場!!~菊花賞の過去を振り返る~|今後の傾向や予想

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菊花賞 過去

最も速い馬が勝つ皐月賞。

そして最も運がいい馬が勝つ日本ダービー。

この2競走と共に、牡馬3歳3冠戦線のレースである菊花賞は秋に行われ、最も強い馬が勝つ、と言われています。

過去の優勝馬を見ると、後には古馬を相手にした戦いでも結果を残した名馬たちの名前が並んでいます。

それでは、名馬たちが活躍した菊花賞の過去を振り返ってみましょう。

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1:遅咲きのステイヤーが菊の舞台で本格化!!

菊花賞出走馬の中には、皐月賞にも、日本ダービーにも出走していない馬がいます。

こうした馬たちは本格化が遅れた晩成型なのですが、この菊花賞をきっかけに頭角を現すケースもあります。

最も強い馬が勝つ菊花賞らしい、遅咲きのステイヤーたちの活躍をご紹介しましょう。

1-1:伝説はここから始まった!!~1990年優勝馬メジロマックイーン~

1990年 菊花賞(GⅠ) | メジロマックイーン | JRA公式

1991年と1992年の天皇賞(春)を連覇するなど、G1・4勝を挙げるなど一時代を築く活躍をしたメジロマックイーンですが、初めてのG1勝利はこの菊花賞でした。

脚元の問題でデビューが遅れたせいもあるのですが、メジロマックイーンはこの菊花賞までG1どころか、G2やG3のレースに出走したことはありませんでした。

菊花賞が初めての重賞挑戦で、しかもその重賞競走がG1だったのです。

この日の京都競馬場は雨で、力が要る馬場でした。

しかし、前走の嵐山ステークスで同じ3000メートル戦を経験済み(2着)だったメジロマックイーンにとって、力を要する馬場は得意とする舞台でした。

最後の直線であっさりと抜け出し、2着以下に1馬身1/4差をつけ、重賞未経験であるが故に4番人気という低評価を下した全国の競馬ファンをあざ笑うかのような勝ちっぷりを見せたのです。

後にステイヤー伝説を築き上げたメジロマックイーンですが、その第1章の菊花賞はまだ多くの人がその実力を知らない中での勝利でした。

1-2:キャリア4戦目でのG1勝利~2018年優勝馬フィエールマン~

2018年 菊花賞(GⅠ) | フィエールマン | JRA公式

メジロマックイーンと同様、2018年の優勝馬フィエールマンも皐月賞や日本ダービーには出走していませんでした。

1月に東京競馬場で新馬戦を勝ち、4月に中山競馬場の1勝クラス・山藤賞で連勝。

そして7月に福島競馬場でラジオNIKKEI賞に出走して2着。

その後、3ヶ月半後の菊花賞を優勝し、G1馬の仲間入りを果たします。

デビューからわずか4戦目というキャリアでの菊花賞制覇は史上初の快挙でした。

フィエールマンは体力の消耗が激しい馬だったため、レース間隔を3ヶ月程度を空けて出走させる必要がある馬だったため、多くのレースを使うことができなかった点が、わずか3戦のキャリアで菊花賞に挑んだ理由でした。

菊花賞当日のフィエールマンが単勝オッズ14.5倍で7番人気という低評価だったのは、3戦のキャリアしかなかったことと、前走のラジオNIKKEI賞で敗れていたことがその大きな理由です。

秋に一度使われていれば、もっと人気になっていた馬だったのです。

フィエールマンはその後もレース間隔を空けながら使われ、2019年と2020年の天皇賞(春)を連覇するなどの活躍を見せました。

2度の春天制覇はいずれも1番人気でした。

多くのファンが、このフィエールマンという馬がレース間隔を空けて出走させないと能力を出し切れないことを学んだのは、菊花賞がきっかけだったのです。




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2:後の主役も菊の舞台では人気薄だった馬

強い馬が勝つ、と語られている菊花賞は、その優勝馬が古馬になってからも活躍するレースですが、菊花賞の時点では、それほど注目されていなかったケースも珍しくありません。

前述したメジロマックイーンやフィエールマンも同様でした。

次に挙げる菊花賞馬2頭も、その後の活躍を考えると菊花賞では意外な低評価だった馬たちです。

遅れてきた大物たちの活躍ぶりを紹介しましょう。

2-1:トライアルの敗戦で伏兵扱いに~2001年優勝馬マンハッタンカフェ~

2001年 菊花賞(GⅠ) | マンハッタンカフェ | JRA公式

当時はまだ馬単、3連複、3連単といった馬券がなかった時代ですが、馬連の払戻金が46,210円という大波乱となったレースです。

大波乱となった理由はふたつあります。

まず11番人気のマイネルデスポットが大逃げを打ち、ゴール直前まで粘り込んで2着に入った点でした。

そして、そのマイネルデスポットを捕まえて勝利したマンハッタンカフェも、単勝オッズ17.1倍で6番人気という低評価だった点です。

マンハッタンカフェと言えば、菊花賞の後も有馬記念を勝ってG1を連勝し、翌年の天皇賞(春)も勝っている馬です。

ところがトライアルレースのセントライト記念で4着に敗れていました。

春は弥生賞で4着に敗れ、皐月賞に駒を進めることができなかった馬だったのです。

夏に札幌で2600メートル戦を連勝し、豊富なスタミナの持ち主であることは証明済みでしたが、重賞実績がない点が評価を下げる原因となっていました。

その重賞の壁を、マンハッタンカフェはG1の菊花賞で乗り越えて勝利したのです。

続く有馬記念での勝利は、壁を乗り越え、マンハッタンカフェ自身が成長した結果でした。

菊花賞は名馬と呼ばれるきっかけとなることが多いレースと言えます。

2-2:当時は意外な5番人気止まり~2015年優勝馬キタサンブラック~

2015年 菊花賞(GⅠ) | キタサンブラック | JRA公式

2015年の優勝馬キタサンブラックも、菊花賞では単勝オッズ13.4倍の5番人気でした。

この菊花賞を含め、G1で7勝した馬としては意外な低評価です。

キタサンブラックはマンハッタンカフェと違い、前走のセントライト記念も勝利しています。

春にはスプリングステークスで勝利し、皐月賞でも3着に入りました。

しかし、菊花賞では5番人気止まりだったのです。

低評価の大きな理由は、逃げ・先行という戦法の馬で、皐月賞や日本ダービー(14着)の敗因が距離によるものではないか、という見解があった点でした。

その見解をキタサンブラックは見事に覆してみせたのです。

スタート直後は好位5番手で流れに乗っていましたが、3コーナーの坂では10番手までポジションを下げます。

そして4コーナーでは8番手。

この位置から鋭い決め手を繰り出して差し切り勝ちを決めたのです。

3000メートルという長丁場で、末脚を活かす競馬ができるスタミナの持ち主でもあることを、多くのファンはこの時、初めて知ったのです。

キタサンブラックはその後、2016年と2017年の天皇賞(春)、2016年のジャパンカップ、2017年の大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念を優勝し、一時代を築いた名馬となりましたが、そのきっかけは菊花賞の勝利でした。




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3:菊花賞の傾向

それでは、菊花賞の馬券検討に役立つレース傾向を紹介しましょう。

近年はそのレース傾向に変化が見られるので、注意が必要です。

3-1:近年は前走が条件クラスの馬が苦戦

菊花賞が波乱となる時は、前走が条件クラスのレースだった馬が勝利するケースが多いです。

2004年のデルタブルース、2009年のスリーロールスなどはその典型例です。

しかし、そのスリーロールスが勝利して以降、前走が条件クラスだった馬は10年以上勝利していません。

その前走も前述したフィエールマンがラジオNIKKEI賞だった以外は、神戸新聞杯か、セントライト記念といったトライアルレース組となっています。

王道である、前走トライアルレース組を狙うべきレースに菊花賞は変化しています。

3-2:乗り替わりは不利に

鞍上とのコンビネーションが重要な長距離戦ということもあって、菊花賞は騎手が乗り替わりとなった馬も有利とは言えません。

近年では、2018年のフィエールマンが石橋脩騎手からクリストフ・ルメール騎手への乗り替わりで勝利したケースがある程度です。

菊花賞は、乗り替わりは不利、と考えるべきレースなのです。




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まとめ

菊花賞の過去や、歴代優勝馬のその後を調べると、競走馬は日本ダービーで一生を終えるわけではない、ということを再認識させられます。

馬主も、生産者も、調教師も、騎手も、厩舎スタッフも、ダービーを最大の目標としていますが、そのダービーに間に合わなかったり、負けていた馬が、その勝利をきっかけに名馬への階段を駆け上がるレース、それが菊花賞なのです。

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