
高松宮記念は、スピード感あふれるレース展開が特徴のスプリントG1です。
過去にはカレンチャン、ロードカナロアなど、日本競馬史に名を残した名スプリンターたちが出走し熱戦を繰り広げてきました。
そんな高松宮記念は1200mという短距離レースで行われるため、スプリント適性が勝敗を分ける大きなカギとなります。
そのため、レース予想をするときには血統から適性も重要になってきます。
そこで、今回の記事では2023年高松宮記念で注目しておくべき血統やおすすめの買い方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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Contents
高松宮記念2023の出走予定馬情報
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | トゥラヴェスーラ | 牡8 | 58.0 | 丹内 祐次 | 76.8 | 13 |
1 | 2 | ウォーターナビレラ | 牝4 | 56.0 | 吉田 隼人 | 92.8 | 14 |
2 | 3 | キルロード | セ8 | 58.0 | 和田 竜二 | 113.4 | 15 |
2 | 4 | ダディーズビビッド | 牡5 | 58.0 | 秋山 真一郎 | 63.3 | 12 |
3 | 5 | メイケイエール | 牝5 | 56.0 | 池添 謙一 | 3.6 | 2 |
3 | 6 | ナランフレグ | 牡7 | 58.0 | 丸田 恭介 | 19.6 | 8 |
4 | 7 | ヴェントヴォーチェ | 牡6 | 58.0 | 西村 淳也 | 30.8 | 10 |
4 | 8 | ロータスランド | 牝6 | 56.0 | 岩田 康誠 | 14.3 | 7 |
5 | 9 | ディヴィナシオン | 牡6 | 58.0 | 松本 大輝 | 253.3 | 16 |
5 | 10 | オパールシャルム | 牝6 | 56.0 | 武藤 雅 | 314.2 | 18 |
6 | 11 | ピクシーナイト | 牡5 | 58.0 | 戸崎 圭太 | 11.9 | 6 |
6 | 12 | アグリ | 牡4 | 58.0 | 横山 和生 | 4.9 | 3 |
7 | 13 | ファストフォース | 牡7 | 58.0 | 団野 大成 | 34.2 | 11 |
7 | 14 | トウシンマカオ | 牡4 | 58.0 | 鮫島 克駿 | 9.0 | 4 |
7 | 15 | ナムラクレア | 牝4 | 56.0 | 浜中 俊 | 3.2 | 1 |
8 | 16 | グレナディアガーズ | 牡5 | 58.0 | 岩田 望来 | 27.9 | 9 |
8 | 17 | ボンボヤージ | 牝6 | 56.0 | 川須 栄彦 | 288.2 | 17 |
8 | 18 | ウインマーベル | 牡4 | 58.0 | 松山 弘平 | 10.9 | 5 |
春のスプリントG1として注目を集めている高松宮記念ですが、今年も快速自慢のスプリンターたちが集結しました。
その中でも特に注目を集めているのは、一昨年のスプリンターズSを制した「ピクシーナイト」です。
2021年は3歳馬ながらスプリンターズSで古馬を蹴散らし、スプリント界の頂点に立ちました。
その後、海外G1・香港スプリントで落馬事故に巻き込まれて転倒、競走中止となり、長期休養を余儀なくされます。
約1年3か月ぶりの実戦となりブランクはありますが、2021年スプリント王者の復活に期待したいところです。
また、悲願のG1初制覇を狙う重賞6勝馬「メイケイエール」も好走が期待できる一頭です。
3歳時には前向きすぎる気性が裏目に出て、桜花賞で最下位に敗れたこともありました。
しかし、1400m以下の短距離戦に舞台を移すと、前進気勢が良い方向へと働いて、次々と重賞タイトルを制覇。
G1では結果を残せていませんが、G2・G3での実績を考えると、いつG1制覇を達成してもおかしくない存在です。
その他、昨年の高松宮記念を制した「ナランフレグ」、昨年のスプリンターズSで2着に入った「ウインマーベル」なども出走します。
スプリントG1で実績を残している馬たちが集まったので、例年にも増してハイレベルな一戦となりそうです。
高松宮記念で注目の血統は?
競馬で馬券を当てるためには、血統面からの考察も重要です。
そこで、高松宮記念で注目の血統を過去のレースデータを基に解説していきます。
過去10年でアドマイヤムーン産駒が2勝
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
アドマイヤムーン | 2- 2- 1- 6/11 | 18.2% | 36.4% | 45.5% |
キングカメハメハ | 1- 2- 0- 5/ 8 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
ダイワメジャー | 1- 1- 1-12/15 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
ロードカナロア | 1- 0- 2- 7/10 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
サクラバクシンオー | 1- 0- 0- 6/ 7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
Speightstown | 1- 0- 0- 3/ 4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
ゴールドアリュール | 1- 0- 0- 3/ 4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
Scat Daddy | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
Pins | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ディープインパクト | 0- 2- 1-11/14 | 0.0% | 14.3% | 21.4% |
過去10年の高松宮記念での種牡馬別成績を調べると、最も多く勝ち馬を輩出していたのがアドマイヤムーンでした。
アドマイヤムーン産駒から過去10年で2頭の勝ち馬が出ていて、連対率36.4%・複勝率45.5%と驚異的な成績を残しています。
アドマイヤムーンは産駒の勝ち星が芝の1600m以下に偏っていて、明らかに短距離傾向の強い種牡馬です。
そのため、高松宮記念のようなスプリント戦では信頼度が高く、距離が短ければ短いほど良い走りをしています。
また、左回りを得意とする傾向もあり、中京競馬場や新潟競馬場で好成績を残しています。
高松宮記念はアドマイヤムーン産駒にとって絶好の舞台と言えるので、高松宮記念ではアドマイヤムーン産駒に注目です。
ミスタープロスペクター系に注目
過去10年で最も産駒が連対していたのがアドマイヤムーンで、2番目に連対が多かったのがキングカメハメハです。
この2頭には、ミスタープロスペクターから連なる血統という共通点があります。
ミスタープロスペクターは現在でも競走馬の血統に大きな影響を与えている名種牡馬であり、アメリカ競馬向きの高いスピートを遺伝させているのが特徴です。
そんなスピード能力に秀でた血統であることが高松宮記念でも重要となり、アドマイヤムーンやキングカメハメハといった種牡馬が好成績を残していることが考えられます。
また、アメリカ血統の馬はダート適性が高く、パワーにも優れています。
高松宮記念が行われる中京競馬場の最後の直線には、中山競馬場に次ぐ急坂が待ち構えていて、パワーに優れていることも重要です。
そのため、ミスタープロスペクター系のようなスピードとパワーに優れている血統が上位に入りやすいレースと言えます。
サンデー系なら短距離に強いダイワメジャー産駒
過去10年の種牡馬別成績を見ると、芝の中長距離戦とは違って、サンデー系がそれほど上位を占めていません。
特に、リーディングサイアーのディープインパクトについては、過去10年で一度も勝ち馬を出していないというのが現状です。
そのため、サンデーサイレンス系ばかりを狙うのは避けて、スピード能力に秀でたアメリカ血統などを積極的に狙っていく必要があります。
ただし、サンデーサイレンス系の中でも、ダイワメジャー産駒は過去10年で3頭が馬券に絡んでいます。
ダイワメジャーはサンデーサイレンスの後継種牡馬の中でも、特に短距離路線で結果を残してきました。
短距離傾向の強い種牡馬なので、サンデーサイレンス系の中でもダイワメジャー産駒は見逃せません。
ダートで活躍馬を輩出するなど、パワーがある産駒を輩出しているのもプラス材料なので、高松宮記念ではダイワメジャー産駒にも注目です。
高松宮記念2023で注目血統を持つダークホース2頭
今年の高松宮記念にも、血統面で注目したい穴馬が出走しています。
そこで、ここからは2023年の高松宮記念で押さえておきたい血統が向いているダークホースを紹介します。
血統が向くダークホース①:トウシンマカオ
#トウシンマカオ#ノーブルマーズ#オムレツ大作戦
良い感じの栗毛と流星だったのでつい… pic.twitter.com/UEXJRfoCJy— かつお@長期休養中 (@1Z36uEo6KLLWXck) January 29, 2022
トウシンマカオ | |||
性齢 | 牡4歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 10戦4勝 | ||
主な勝鞍 | GⅢ・京阪杯 | ||
父 | ビッグアーサー | ||
母 | ユキノマーメイド | ||
母の父 | スペシャルウィーク |
「トウシンマカオ」は、ビッグアーサー産駒の4歳牡馬です。
1600m以下の短距離戦で実績を残していて、2歳時にはG2・京王杯2歳Sで2着に入り、昨年にはG3・京阪杯を制しました。
ビッグアーサー産駒は過去10年の高松宮記念で目立った実績を残していませんが、ビッグアーサーの父は名スプリンターのサクラバクシンオーです。
ビッグアーサーはサクラバクシンオー産駒として、2016年の高松宮記念を制しました。
スプリント適性の高い血統と言えるので、「トウシンマカオ」にとっても絶好の舞台です。
前走の京阪杯の上がり3ハロンは33.0秒とさすがの脚力を披露しているので、ハイレベルなメンバー相手でも良い走りが期待できそうです。
血統が向くダークホース②:ナランフレグ
丸田恭介騎手おめでとうございます。
もらい泣きしちゃったよ。#ナランフレグ #高松宮記念 pic.twitter.com/pPgGhCrpi4— AG_in_PHY (@Pagot_M) March 27, 2022
ナランフレグ | |||
性齢 | 牡7歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 33戦6勝 | ||
主な勝鞍 | GⅠ・高松宮記念 | ||
父 | ゴールドアリュール | ||
母 | ケリーズビューティ | ||
母の父 | ブライアンズタイム |
「ナランフレグ」は、ゴールドアリュール産駒の7歳牡馬です。
昨年はシルクロードSで3着、オーシャンSで2着とスプリント重賞で好成績を残し、高松宮記念では重馬場の中で力強い走りを見せ、初重賞・初G1制覇を達成しました。
そして、秋のスプリンターズSでも3着と好走していて、スプリントG1では無視できない存在です。
そんな「ナランフレグ」はゴールドアリュール産駒であり、この血統は芝よりもダート馬を多く輩出しています。
スプリント適性が高い血統とは言えませんが、高松宮記念が行われる中京競馬場の最後の直線には急坂が待ち構えていて、パワーが求められるコースです。
それが昨年の好走にも繋がったと考えられるので、今年も得意舞台の高松宮記念での好走に期待がかかります。
まとめ
高松宮記念は春のスプリント王者決定戦であり、高いスピード能力が求められます。
それは過去10年の種牡馬別成績からも明らかで、勝ち馬の種牡馬は短距離傾向が強い馬ばかりでした。
特にアドマイヤムーン産駒やキングカメハメハ産駒など、ミスタープロスペクターから連なる血統が好成績を残しています。
これは、アメリカ血統のスピードとパワーが良い結果に繋がっていると考えられるので、高松宮記念ではアメリカ血統のパワフルなスピードが重要であることがわかります。
高松宮記念はスプリント適性の高さが重要となるレースなので、スプリント戦で好成績を残している種牡馬の産駒は、人気薄でも馬券に絡めておいた方が良さそうです。
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