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新潟2歳ステークス2023 過去10年のデータ・傾向 |
キーンランドカップ2023 過去10年のデータ・傾向 |
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2023年6月25日(日)に阪神競馬場で宝塚記念が開催されます。
宝塚記念はファン投票を中心に出走馬が決まり、中長距離路線を歩む古馬やマイル路線を歩んできた馬などが出走します。
様々なメンバーが集まるドリームレースの一つですが、梅雨の時期に開催されることもあり、馬場状態や枠順がレース結果に影響を与えることも珍しくありません。
そこで、今回の記事では2023年日本ダービーでの枠順の有利不利を過去の事例をもとに解説していきます。
Contents
宝塚記念2023の出走予定馬情報
今年も、上半期のグランプリレース・宝塚記念が開催されます。
宝塚記念で優勝候補として多くの注目を集めているのが、昨年の年度代表馬に輝いた「イクイノックス」です。
春のクラシック戦線では惜しいレースが続いていましたが、秋にはその才能を開花させ、3歳馬ながら天皇賞(春)・有馬記念を制しました。
さらに、古馬になった2023年には、ドバイシーマクラシックを制し、海外G1初制覇を達成します。
好スタートを決めて逃げる形となりましたが、最後まで手応え十分のまま、ノーステッキでの完勝と圧倒的なパフォーマンスでした。
世界の強豪相手にも圧巻の走りで実力の違いを見せつけているので、国内では敵なしと言える存在です。
また、今年の天皇賞(春)の勝ち馬「ジャスティンパレス」も出走します。
昨年の秋からメキメキと力をつけ、古馬になった今年は馬体も大きく成長しました。
阪神大賞典、天皇賞(春)を連勝し、長距離では国内トップの実力を見せています。
「イクイノックス」相手にどれだけ迫れるか注目の一頭で、3歳時からの成長力に注目です。
その他、昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬で、有馬記念でも3着に食い込んだ「ジェラルディーナ」、G1で2着4回と実績は申し分ない「ディープボンド」なども出走します。
上半期のグランプリレースに相応しいメンバーが揃ったので、楽しみな一戦となりそうです。
阪神芝2200mのコース特徴
枠順による有利不利は、競馬場の特徴によっても変わってきます。
そこで、まずは宝塚記念が行われる阪神芝2200mのコース特徴について解説します。
最初のコーナーまでの距離が長い
阪神芝2200mはスタート地点がスタンド前直線の右端になり、スタートから最初のコーナーまでの距離が約550mと長いのが特徴です。
この長い直線距離により、内枠よりも外枠の馬にとって有利なスタートが可能となります。
外枠の馬はスタート後に内側に進路を取ることなく、直線的な走りを維持でき、接触によって不利を受ける心配もありません。
また、スタートから十分に距離があるので、外枠からでもポジショニングをしやすいのも特徴です。
前の良いポジションに無理なくつけることも可能で、コーナーでの距離ロスを防ぎながら、好ポジションを維持できます。
そして、スタート直後は下り坂のため、序盤からペースが速くなりがちです。
レースは特に前半のペースが厳しく、豊富なスタミナがなければ上位に食い込むことはできません。
阪神芝2200mは瞬発力よりも、スタミナが求められるコースです。
内回りコースを使用
宝塚記念を行われる阪神芝2200mは、内回りコースが使用されます。
阪神競馬場の場合は、内回りコースと外回りコースで特徴が大きく変わるので、内回りコースの傾向も掴んでおかなければいけません。
内回りコースではコーナーも鋭く、外を回らされると大きな距離ロスを強いられてしまいます。
また、コーナーが苦手な馬も外に振られてしまうので、タイトなコーナーをスムーズに回る器用さも求められます。
最後の直線も外回りコースよりも短く、差し・追い込み勢にとって厳しい展開になることも珍しくありません。
東京競馬場などの長い直線で力を発揮できるタイプでは上位に入ることも難しく、好位置でスムーズな競馬が求められます。
そのため、宝塚記念の馬券を買うときは、小回り競馬場で好走している馬を狙いたいところです。
馬力が求められるコース
阪神競馬場の芝2200mは、非常にタフなコースであることでも知られています。
スタートしてからしばらくすると直線の上り坂が待ち構えていて、さらに1周してから再びゴール前の上り坂を駆け上がる必要があります。
起伏の激しいコースであり、2200mという距離以上にスタミナが要求されます。
また、宝塚記念は6月後半に行われるG1レースです。
梅雨の時期の開催ということもあり、雨によって馬場状態が悪化してしまうことも珍しくありません。
そのため、荒れた馬場を苦にしないパワー血統の馬が好走しやすいのも特徴です。
内側部分の芝は荒れた状態になることも多く、内ラチ沿いを回るアドバンテージはほとんどありません。
馬場の良い外側を走ることも重要であり、3コーナーではロングスパートで早めに先頭に立つことも重要です。
一瞬のキレよりも、長く末脚を持続できるスタミナやゴール前の坂でも失速しないパワーが必要な点を頭に入れておいてください。
過去の事例から見る宝塚記念の枠順の有利不利
宝塚記念での有利な枠順は、過去のレース結果から導き出すのが一番です。
そこで、ここからは宝塚記念の過去10年の枠順別成績や昨年のレース結果を紹介します。
宝塚記念の過去10年の枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 2- 2-10/14 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
2枠 | 1- 1- 2-11/15 | 6.7% | 13.3% | 26.7% |
3枠 | 1- 1- 1-12/15 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
4枠 | 0- 1- 1-14/16 | 0.0% | 6.3% | 12.5% |
5枠 | 1- 3- 0-14/18 | 5.6% | 22.2% | 22.2% |
6枠 | 0- 0- 1-19/20 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
7枠 | 0- 2- 1-19/22 | 0.0% | 9.1% | 13.6% |
8枠 | 7- 0- 2-14/23 | 30.4% | 30.4% | 39.1% |
過去10年の枠順別成績を調べると、外枠有利の傾向が見られました。
過去10年で8枠が連対率30.4%・複勝率39.1%と高確率で馬券に絡んでいて、外枠が上位に絡みやすくなっています。
これは、阪神芝2200mが最初のコーナーまでの距離が長いことと、梅雨の時期に行われ馬場が荒れやすいことが要因として挙げられます。
外枠からも無理にポジションを取りに行く必要がなく、むしろ他の馬との接触の心配もなく、マイペースで走れるので精神面でも有利です。
馬場が荒れれば、内側は走りにくい状態となり、内枠に入った馬はそこでスタミナを消耗してしまいます。
本来なら大外の8枠は競馬において不利な傾向がありますが、宝塚記念ではむしろその逆の傾向が見られます。
過去10年の勝ち馬のうち7頭が8枠であったことを考えると、馬券の頭は8枠の馬から選びたいところです。
枠順から見る2022年宝塚記念のレース結果
次に、2022年の宝塚記念のレース結果を見てみます。
2022年の宝塚記念を制したのは、3枠6番に入ったタイトルホルダーでした。
パンサラッサが1000m57.6秒で逃げるハイペースの中、2番手でレースを進め、2着ヒシイグアスに2馬身差をつける強い勝ち方を見せています。
決して前有利と言える展開ではありませんでしたが、その中でも完勝できたのは実力が抜けていた証拠です。
また、馬場状態は良馬場発表となっていましたが、蹴り上げた後に土煙が出るような状態で、柔らかい馬場となっています。
良馬場でもある程度力が必要な馬場となりやすいので、力のいる芝を得意とする馬が狙い目です。
2022年はペースが緩まず激しい流れとなったため、より一層スタミナが求められる過酷なレースとなりました。
今年はある程度ペースが落ち着くことも予想されますが、3コーナーあたりから激しい流れになる可能性が高いので、持久力のある馬を積極的に狙いたいところです。
まとめ
宝塚記念は、阪神競馬場の芝2200mで行われるG1レースです。
阪神芝2200mは起伏も激しく、距離以上にスタミナが求められるコースです。
内回りコースが使用されるためコーナーを器用に立ち回ることも重要で、最後の直線での大外一気はほとんど決まりません。
そのため、宝塚記念では前目の好ポジションで脚を溜め、ロングスパートで早め先頭に立ち押し切れる馬を狙うのがおすすめです。
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