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[banner file=’ad-banner32′]2022年春のG1シリーズも、この宝塚記念でフィナーレとなります。
2022年の宝塚記念ですが、登録馬が20頭。
2頭が除外となり、フルゲートで行われることになりそうです。
出走頭数が揃えば、波乱の可能性は増えます。
そこで、2022年宝塚記念登録馬のオッズを予想してみました。
馬券検討の参考となれば、幸いです。
1:宝塚記念の予想オッズ・出走予定馬、20頭全頭分大公開!
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枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | オーソリティ | 牡5 | 58.0 | ルメール | 14.6 | 8 |
1 | 2 | アフリカンゴールド | セ7 | 58.0 | 国分恭 | 97.1 | 12 |
2 | 3 | メロディーレーン | 牝6 | 56.0 | 団野 | 201.7 | 15 |
2 | 4 | エフフォーリア | 牡4 | 58.0 | 横山武 | 4.2 | 2 |
3 | 5 | アイアンバローズ | 牡5 | 58.0 | 石橋脩 | 203.7 | 16 |
3 | 6 | タイトルホルダー | 牡4 | 58.0 | 横山和 | 3.8 | 1 |
4 | 7 | デアリングタクト | 牝5 | 56.0 | 松山 | 6.4 | 4 |
4 | 8 | ステイフーリッシュ | 牡7 | 58.0 | 坂井 | 55.6 | 10 |
5 | 9 | マイネルファンロン | 牡7 | 58.0 | Mデムーロ | 125.8 | 14 |
5 | 10 | ヒシイグアス | 牡6 | 58.0 | レーン | 10.5 | 6 |
6 | 11 | パンサラッサ | 牡5 | 58.0 | 吉田豊 | 10.2 | 5 |
6 | 12 | ウインマリリン | 牝5 | 56.0 | 松岡 | 71.8 | 11 |
7 | 13 | アリーヴォ | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 13.4 | 7 |
7 | 14 | キングオブコージ | 牡6 | 58.0 | 横山典 | 114.3 | 13 |
7 | 15 | ディープボンド | 牡5 | 58.0 | 和田竜 | 4.2 | 3 |
8 | 16 | グロリアムンディ | 牡4 | 58.0 | 福永 | 221.7 | 17 |
8 | 17 | ギベオン | 牡7 | 58.0 | 西村淳 | 244.7 | 18 |
8 | 18 | ポタジェ | 牡5 | 58.0 | 吉田隼 | 19.7 | 9 |
2:【宝塚記念】2022年の有力出走予定馬BEST3|予想オッズあり
それでは上記の予想オッズを参考にした上で、2022年宝塚記念の有力馬をご紹介します。
展開が結果を大きく左右する宝塚記念になりそうです。
1位「エフフォーリア」大阪杯9着を理由に見限るのはまだ早い
エフフォーリアの予想オッズは4.4倍です。
前走の大阪杯で9着に敗れ、単勝オッズ4.2倍という断然の1番人気を裏切る結果となりました。
敗因は色々と考えられますが、関西遠征が初めてだった点も理由のひとつと言えます。
今回も大阪杯と同じ阪神競馬場での一戦ですが、2度目の阪神ですので、輸送に関しても慣れが見込めます。
大阪杯をスクーリングのようなものだと考えれば、逆に信頼できる可能性も十分にあります。
2021年の年度代表馬がこのまま終わってしまう筈がありません。
2位「ポタジェ」大阪杯はフロックではない!!
ポタジェの予想オッズは20.6倍です。
一方、その大阪杯を勝ったポタジェですが、その勝因に展開が挙げられます。
大阪杯は1000m通過58秒8のハイペースでした。
前で流れに乗る馬には苦しい流れとなる中で、好位4~5番手から差し切ったのですから、決して前潰れで漁夫の利を得て掴んだ勝利という訳ではありません。
前が引っ張る展開になっても、その直後で脚を貯めて、最後の直線で差し切り勝ちを決めるだけのスピードとスタミナを有した馬であることが、大阪杯の勝利ではっきりとしました。
今回もドバイ帰りのパンサラッサに、天皇賞(春)で逃げ切り勝ちを決めたタイトルホルダー、そして京都記念を逃げ切ったアフリカンゴールドと、逃げ・先行馬が揃いました。
大阪杯勝ちをフロック視されて、人気を落とす可能性もありますが、むしろその再現に注目すべき一戦です。
3位「デアリングタクト」叩き2戦目の牝馬3冠馬に要注意!!
デアリングタクトの予想オッズは6.4倍です。
デアリングタクトの前走はヴィクトリアマイル(6着)でした。
1年以上の休養明けで、しかもベストの条件とは言い難いマイル戦でした。
馬体重も22キロ増えていました。
今回は叩き2戦目で、距離も600m延長となります。
牝馬3冠馬にとって、プラス材料と言える条件が揃いました。
前走の敗戦で人気を落とす分だけ、今回は警戒が必要です。
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[banner file=’ad-banner32′]3:【牝馬が人気の中心に】2021年の宝塚記念を振り返る
ここで前年2021年の宝塚記念をおさらいしておきましょう。
2021年の宝塚記念はクロノジェネシスが優勝し、ユニコーンライオンが2着、レイパパレが3着という結果でした。
牝馬3頭が上位人気になるも、その牙城を崩した馬が…
1番人気クロノジェネシス、2番人気レイパパレ、3番人気カレンブーケドールと、牝馬3頭が人気を独占するという珍しい宝塚記念でした。
レースは7番人気の5歳馬ユニコーンライオンが1000m通過60秒0という平均ペースで逃げ、その直後でレイパパレがユニコーンライオンをマークする展開となりました。
デビューから前走の大阪杯まで無傷の6戦6勝でG1馬となったレイパパレですが、最後の直線に入ってもなかなかユニコーンライオンを交わすことができません。
レイパパレがユニコーンライオンに手こずっている間に、後方から末脚を伸ばしたクロノジェネシスが2頭を交わし、そのまま2馬身1/2差をつけて快勝。
クロノジェネシスは前年2020年の宝塚記念も優勝しており、連覇達成となりました。
ユニコーンライオンは2着に粘り込み、レイパパレは最後までユニコーンライオンの前に出ることができず、3着止まりでした。
カレンブーケドールはこの3頭の直後、4着という結果に終わりました。
去年のレースを動画でプレイバック
4:2022年の宝塚記念を予想する上での2つのポイント
それでは2022年の宝塚記念を予想する上で、頭に入れておくべき2つのポイントを解説しましょう。
鍵を握るのは「展開」と「実績馬のコンディション」と言えそうです。
パンサラッサの逃げをどう考えるか?
前述した通り、2022年の宝塚記念でレースを引っ張るのは、パンサラッサ、タイトルホルダー、アフリカンゴールドの3頭だと思われます。
2021年のステイヤーズステークスで2着に逃げ残ったアイアンバローズも逃げ・先行争いに加わる可能性があります。
ハイペースになる可能性がかなり高いと思われますが、その中でもレースの主導権を握るのは、中山記念、ドバイターフと連勝中のパンサラッサです。
2走前の中山記念は、1000m通過57秒6という超ハイペースを自ら作り出しながら、スピードの違いで押し切ってしまいました。
4走前の福島記念も1000m通過57秒3で逃げて、逃げ切り勝ちを決めています。
パンサラッサという馬は自らハイペースを作り出しながら、そのまま押し切ってしまう地力の持ち主なのです。
令和版サイレンススズカと言ってもいいでしょう。
但しパンサラッサには大きな懸念材料があります。
馬券圏内に入ったのは2000m以下の距離のみなのです。
宝塚記念は2200m戦です。
今回は距離延長が大きな課題となります。
問題ないと考えるか?
距離が長すぎて、途中で他の馬に絡まれて失速すると判断すべきか?
サイレンススズカは2200mの宝塚記念で逃げ切り勝ちを決めましたが、パンサラッサは果たして…?
エフフォーリアとデアリングタクトのコンディションをどう判断すべきか?
2022年の宝塚記念は、エフフォーリア、デアリングタクトという、前走で期待を裏切る結果となった2頭の実績馬が巻き返すことができるのか、どうか、という点も大きなポイントとなります。
本来、実績だけならこの2頭による「2強対決」という構図でも間違いないのですが、前走の結果が理由で他の馬にも目を向けざるを得なくなっているのです。
2頭とも2週前追い切りの動きは、まだ「復調した」と言い切れる内容ではありません。
1週前追い切り、そして最終追い切りの動きに要注意です。
5:まとめ
梅雨時に行われるG1レースということもあり、フルゲート割れとなる年も少なくない宝塚記念ですが、2022年はフルゲートでの一戦となり、馬券的にも面白いレースとなりそうです。
しかも、実績馬のコンディションや展開など、波乱の原因となる可能性が満載で、予想に頭を悩ませる競馬ファンが全国に溢れることが予想されます。
それでも、競馬は悩めば悩むほど面白いのです。
そんな楽しい悩みが満載の宝塚記念と言えるでしょう。