アイビスサマーダッシュ2022の展開予想!直線コースを攻略する3つのポイント
今年も、新潟競馬場の名物重賞・アイビスサマーダッシュが開催されます。
アイビスサマーダッシュは新潟競馬場の直線コースで行われる重賞レースであり、他のレースとは違った傾向が見られます。
直線コースならではのレース展開となることも多く、レース展開のポイントが掴めないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事ではアイビスサマーダッシュの展開予想と3つのポイントを解説していきます。
是非本記事を参考にして、夏の名物重賞で高配当的中を狙ってみてください。
1:直線コースのレース展開の3つのポイント
アイビスサマーダッシュは直線1000mで行われるレースであり、他のレースとは全く違う特性を持っています。
直線コースは騎手や馬にとっても普段と違うレースを強いられることになり、レース展開を予想することはより難しくなります。
レース展開を予想するためには、まず直線コースの傾向を掴んでおかなければいけないので、直線コースのレース展開を予想するための3つのポイントを紹介します。
ポイント①:外枠が有利
直線コースでは、基本的に外枠が有利となります。
他のコースではコーナーを回る必要があり、インをロスなく立ち回れる内枠が好走することが多いですが、直線コースでは外枠でも距離をロスすることはありません。
さらに、馬場の状態の良い外側を走ることができるため、外枠は圧倒的に有利です。
また、スピード勝負の直線コースで上位に入るためには、馬を真っすぐ走らせることも重要です。
外ラチを頼ることで馬を真っすぐ走らせることが容易となるので、騎手は外ラチ沿いに進路を取ることになります。
外ラチ沿いに近い外枠発走の馬は、むしろ距離をロスすることなく立ち回ることができ、わずかなロスが命取りとなる1000m戦では有利にレースを進めることができます。
過去10年の枠順別成績からも外枠有利は明らかなので、アイビスサマーダッシュでは外枠にどの馬が入るかが重要です。
ポイント②:追い込みは決まりづらい
直線芝1000mでは、追い込みは決まりづらいという傾向が見られます。
スタート後はどの馬も基本的に外ラチ沿いへと向かうことになり、ゴール前には団子状態となることも珍しくありません。
追い込み馬にとっては前が壁となってしまって、前の馬を捕えるのは厳しい状況となります。
また、1000mという短距離レースであることから、逃げ・先行勢がスピードに乗ったまま押し切ってしまうことも多く見られます。
前の馬が粘ることで差し・追い込み勢にとって厳しいレース展開となるので、直線コースでは基本的に逃げ・先行勢を中心に狙いたいところです。
ポイント③:牝馬の信頼度が高い
直線コースでは、牡馬よりも牝馬が好走する傾向が見られます。
特にアイビスサマーダッシュでは牝馬の成績が良く、2020年の勝ち馬はジョーカナチャン、2021年の勝ち馬はオールアットワンスと2年連続で牝馬が勝利しています。
牝馬が好走する要因として挙げられるのは、斤量が軽いことです。
牝馬は牡馬よりも斤量が2kg軽く、スピードが重要となる直線1000mの短距離戦では少しの斤量差がレース結果に大きく影響します。
昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち馬のオールアットワンスは3歳牝馬で、斤量は51kgと軽量を活かした走りで勝利しました。
また、牝馬はパワーよりもスピードに優れていて、短距離路線では素晴らしい走りを見せています。
スピードだけで押し切れる直線コースでは牝馬の活躍が目立つので、アイビスサマーダッシュでは牝馬を中心にレース展開を予想したいところです。
2:アイビスサマーダッシュ2022の展開予想
今年のアイビスサマーダッシュにも、短距離路線で活躍している快速馬たちが多く出走します。
そこで、アイビスサマーダッシュ2022のレース展開を予想するので、馬券購入のヒントにしてください。
2-1:アイビスサマーダッシュ2022で先手を取れる馬
今年のアイビスサマーダッシュで、積極策に出る可能性が高いのは2019年のアイビスサマーダッシュの勝ち馬「ライオンボス」です。
「ライオンボス」はスタートが上手い競走馬であり、テンが速いのも特徴です。
勝利した2019年のアイビスサマーダッシュでも最初からハナを奪うと、最後まで粘り切って勝利しました。
また、その後も毎年アイビスサマーダッシュに出走し、どちらも2番手に位置し2着と好走しています。
さらに、アドマイヤムーンの4歳牝馬「マウンテンムスメ」も、積極策に出る可能性が高い一頭です。
「マウンテンムスメ」は、前走の3勝クラス・UHB杯で逃げ切り勝利を果たしました。
新潟競馬場の直線コースでレース経験もあり、直線コースでもハナを奪えるほどのテンの速さを持っています。
基本的に逃げ・先行勢が有利なアイビスサマーダッシュでは、スタート直後からハナを奪える可能性が高い「マウンテンムスメ」にも注目です。
2-2:アイビスサマーダッシュ2022で注目の差し馬
中団で脚を溜める馬として無視できないのは、昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち馬「オールアットワンス」です。
「オールアットワンス」は昨年のアイビスサマーダッシュでは5番手でレースを進め、上がり3ハロン最速タイムで前を捕えて勝利しました。
序盤はそれほど速い流れにならなかったものの、軽い斤量を活かして切れ味抜群の末脚を披露。
ハイペースにならなくても終盤で逆転が可能なので、今年も「オールアットワンス」の末脚は無視できません。
また、「マリアズハート」もレース終盤で良い脚を発揮しています。
前走の韋駄天Sでは6番手から追走し、上がり32.4秒の脚を使って差し切り勝ちをしました。
韋駄天Sはアイビスサマーダッシュと同じ新潟競馬場の直線芝1000mで行われるレースです。
前走のような脚が使えれば、アイビスサマーダッシュでもレース終盤で追い込んでくる可能性があります。
ハイペースとなれば後ろにいる馬にもチャンスがあるレースなので、「マリアズハート」の末脚にも注目です。
[banner file=’ad-banner35′]3:アイビスサマーダッシュ2022のペース分析
アイビスサマーダッシュが行われる直線コースは、ペースの概念がないほどの短距離戦だと考えがちですが、あまりにハイペースになると差し・追い込み勢が上位に食い込むことがあります。
そのため、直線コースと言えど、通常のレースのようにペースを予想することは重要です。
昨年のアイビスサマーダッシュではテン3ハロンが32.4秒、上がり3ハロンが32.3秒とミドルペースになりました。
また、一昨年のアイビスサマーダッシュでは、テン3ハロン32.1秒、上がり3ハロン32.8秒と前傾ラップになっています。
1着、2着こそ先頭を走っていた2頭が上位に入っていますが、3着には9番手と中団にいた9番人気ビリーバーが食い込みました。
ハイペースとなれば中団にいた馬が上位に食い込むこともあり、特に3着には差し・追い込み勢が絡む展開も多く見られます。
そして、アイビスサマーダッシュでは全体の時計にも注目です。
JRAレコードは2002年にカルストンライトオが記録した53.7秒であり、53秒台を記録できるかにも注目が集まっています。
近年は2018年のダイメイプリンセスが53.8秒を記録していますが、それ以来53秒台は出ていません。
2022年のアイビスサマーダッシュにも快速馬が多く集まったので、カルストンライトオが記録した大記録に責められるのか楽しみな一戦となりそうです。