梅雨明け前に行われることも多い七夕賞ですが、2022年は東北地方も含め、真夏に行われる重賞競走になりそうです。
真夏の競馬は何よりもコンディションが大切です。
出走予定馬の追い切りについてチェックしましょう。
1:七夕賞2022|1週間前追い切り・調教評価ランキング|タイムあり
」
それでは7/7(木)までに行われた最終追い切りの動きと、前走後の調教過程をご紹介します。
夏場とは思えないほど、意欲的な調教が行われている馬がいます。
要注目です。
1位:【評価A】アンティシペイト
2022/7/6(水) | 美浦南W | 武藤 | 稍 | 85.9 | 68.5 | 58.2 | 38.0 | 11.5 | 馬なり |
内ハヤヤッコ(強め)と併せ、0秒6先着 | |||||||||
2022/7/3(日) | 美浦南W | 助手 | 良 | 91.8 | 74.7 | 59.1 | 44.0 | 14.3 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 美浦南W | 助手 | 良 | 85.5 | 66.3 | 50.7 | 36.4 | 11.2 | 馬なり |
内シンハリング(ゴール前強め)と併せ、0秒1先着 |
前走の福島民報杯(1着)後、調教時計は9本の時計が出ています。
このうち6本は併せ馬という点は大きく評価されるべきでしょう。
調教内容からコンディションは絶好であると考えていいでしょう。
現時点で、調教ではナンバーワンです。
2位:【評価A】レッドジェネシス
2022/7/6(水) | 栗東坂 | 助手 | 重 | -- | 54.9 | 39.3 | 25.6 | 12.4 | ゴール前強め |
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 55.6 | 39.8 | 25.4 | 12.5 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 栗東CW | 助手 | 良 | 82.4 | 67.4 | 52.5 | 37.2 | 11.4 | 一杯 |
大阪杯(13着)後に出した調教時計は12本。
このうち、併せ馬は3本で、調教量は十分と考えて間違いありません。
万全の状態で七夕賞に挑むことになりそうです。
3位:【評価A】ヤマニンデンファレ
2022/7/6(水) | 美浦南W | 江田照 | 稍 | 84.8 | 66.6 | 51.3 | 36.8 | 11.5 | 馬なり |
外ヤマニンガラッシア(強め)と併せ、0秒2先着 | |||||||||
2022/6/30(水) | 美浦南W | 江田照 | 良 | 85.5 | 68.2 | 53.1 | 38.0 | 11.5 | 馬なり |
外ミイヒダンサー(強め)と併せ、0秒6先着 |
3月に3勝クラスに出走後(4着)、調教時計が7本出ていますが、そのうちの6本が併せ馬です。
つまり6週続けて併せ馬を消化したことになります。
状態がいいからこそのハードトレーニングであることは言うまでもありません。
軽ハンデ50kgとあわせて、今回は非常に怖い存在です。
4位:【評価A】ヒートオンビート
2022/7/6(水) | 栗東坂 | 助手 | 重 | -- | 57.6 | 42.2 | 27.1 | 13.5 | 馬なり |
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 58.9 | 43.5 | 28.2 | 13.6 | 馬なり |
2022/6/30(木) | 栗東CW | 助手 | 良 | 83.8 | 67.7 | 52.4 | 37.0 | 11.2 | 強め |
天皇賞(春)で4着と健闘した後、調教時計が11本出ています。
併せ馬は2本と少なめですが、じっくりと乗り込まれていることがわかります。
状態面での不安はなさそうです。
5位:【評価B】ショウナンバルディ
2022/7/6(水) | 栗東坂 | 助手 | 重 | -- | 54.7 | 39.2 | 24.6 | 12.2 | 仕掛け |
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 58.6 | 43.0 | 28.4 | 14.2 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 52.5 | 38.7 | 25.0 | 12.3 | ゴール前強め |
前走は鳴尾記念(7着)後、調教時計が4本出ています。
レース間隔を考えると順調に調整されていると考えていいでしょう。
この後の力を出すことができる状態です。
6位:【評価B】エヴァーガーデン
2022/7/6(水) | 美浦南W | 松岡 | 稍 | 86.4 | 69.5 | 54.4 | 39.5 | 11.8 | 馬なり |
2022/7/3(日) | 美浦坂 | 助手 | 良 | -- | 56.8 | 40.8 | 25.5 | 11.9 | ゴール前強め |
外エリオトローピオ(ゴール前強め)と併入 | |||||||||
2022/6/29(水) | 美浦南W | 助手 | 良 | 86.7 | 68.8 | 53.5 | 38.7 | 11.7 | 馬なり |
内ヴィクトリーレーン(ゴール前強め)と併せ、0秒1遅れ |
福島牝馬ステークス(11着)以来、調教時計が5本と少なめですが、そのうち3本が併せ馬と内容が濃い点に注目です。
前走よりも状態が上がっていると見るべきです。
7位:【評価B】ヒュミドール
2022/7/6(水) | 美浦南W | 助手 | 稍 | 90.2 | 72.1 | 55.9 | 40.2 | 11.7 | 馬なり |
内レオプレシード(一杯)と併せ、0秒4先着 | |||||||||
2022/7/3(日) | 美浦南W | 助手 | 良 | 91.4 | 71.9 | 54.7 | 38.5 | 10.9 | 一杯 |
2022/6/29(水) | 美浦南W | 助手 | 良 | 83.7 | 65.8 | 50.8 | 36.5 | 11.6 | 馬なり |
外クレイジーリッチ(馬なり)と併入 |
大阪杯(15着)以来で、調教時計は6本と調教量に物足りなさはありますが、3日(日)、6日(水)と続けて時計を出し、変わり身を見せています。
前走よりも相手は楽ですので、巻き返しに期待です。
8位:【評価C】トーラスジェミニ
2022/7/6(水) | 美浦南W | 原 | 稍 | 86.3 | 68.3 | 53.1 | 38.5 | 12.2 | 強め |
内インウィクトス(馬なり)と併せ、0秒2遅れ | |||||||||
2022/7/3(日) | 美浦坂 | 助手 | 良 | -- | 56.8 | 41.1 | 26.3 | 12.7 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 美浦南W | 原 | 良 | 83.4 | 66.8 | 52.1 | 37.6 | 11.7 | 一杯 |
エプソムカップ(11着)以来の実戦で、調教時計は4本です。
レース間隔を考えると、やむを得ないところですが、最終追い切りでの遅れを見る限り、昨年の出来にあるとは言い難い状況です。
9位:【評価C】ヴァンケドミンゴ
2022/7/6(水) | 栗東坂 | 助手 | 重 | -- | 52.3 | 37.8 | 24.3 | 12.3 | 馬なり |
内メイショウグラニー(馬なり)と併せ、0秒1遅れ | |||||||||
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 59.0 | 43.5 | 28.0 | 13.1 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 52.3 | 38.0 | 24.4 | 12.2 | 一杯 |
内メッセージソング(一杯)と併せ、0秒4先着 |
2月の小倉・関門橋ステークス(4着)以来の実戦で、調教時計は7本の時計が出ています。
休養明けとなる点を考えるとやや物足りない印象で、最終追い切りでも格下の馬に遅れている点は気になります。
福島巧者で知られる馬ですが、割引が必要です。
10位:【評価C】シークレットラン
2022/7/6(水) | 美浦南W | 江田勇 | 稍 | 83.4 | 66.1 | 51.0 | 36.8 | 11.6 | 馬なり |
内スプレッドアウト(馬なり)と併入 | |||||||||
2022/6/30(木) | 美浦南W | 助手 | 良 | 83.2 | 65.9 | 50.9 | 37.0 | 11.3 | 強め |
内スプレッドアウト(強め)と併入 |
前走は2021年夏の札幌でのレースですので、長期休養明けなのですが、調教時計が6本というのは少なすぎます。
3週続けての併せ馬でどこまで変わることができるでしょうか。
基本的には、叩かれた次が狙い目でしょう。
11位:【評価C】フォルコメン
2022/7/6(水) | 美浦坂 | 石橋脩 | 稍 | -- | 56.7 | 40.6 | 25.5 | 12.2 | 馬なり |
2022/6/30(木) | 美浦南W | 助手 | 良 | 83.8 | 66.2 | 51.4 | 37.2 | 11.0 | ゴール前強め |
内スマイル(強め)と併入 |
ダービー卿チャレンジトロフィー(2着)後、調教時計6本は少ないと言わざるを得ません。
2週前、1週前と続けてスマイルと併せ馬を消化していましたが、最終追い切りは単走でした。
評価は難しいと言わざるを得ません。
12位:【評価C】プリマヴィスタ
2022/7/6(水) | 栗東坂 | -- | 53.9 | 38.7 | 24.9 | 12.4 | 仕掛け | ||
外ダノンマイソウル(一杯)と併せ、0秒3遅れ | |||||||||
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 57.7 | 42.0 | 27.7 | 13.8 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 栗東CW | 坂井 | 良 | 82.7 | 66.9 | 51.9 | 36.6 | 11.5 | 一杯 |
内エバーグロー(一杯)と併せ、0秒4先着 外ミスターホワイト(馬なり)と併せ、0秒1遅れ |
目黒記念(8着)後、まだ時計が4本しか出ていません。
最終追い切りでも併せ馬で遅れており、あまり大きな期待はできません。
13位:【評価C】モズナガレボシ
2022/7/6(水) | 栗東坂 | 助手 | 重 | -- | 53.2 | 38.8 | 24.8 | 12.6 | ゴール前強め |
2022/7/3(日) | 栗東DP | 助手 | 良 | -- | -- | 60.5 | 44.7 | 14.7 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 55.6 | 40.4 | 25.8 | 12.1 | 馬なり |
この馬も目黒記念(16着)後、まだ5本しか調教時計がありません。
最終追い切りも単走で、変わり身はなさそうです。
14位:【評価C】ロザムール
2022/7/6(水) | 美浦南W | 助手 | 稍 | 86.4 | 69.0 | 53.8 | 39.3 | 12.1 | 馬なり |
2022/6/29(水) | 美浦南W | 丸田 | 良 | 83.0 | 65.3 | 51.0 | 37.2 | 12.1 | 強め |
福島牝馬ステークス(16着)後、まだ調教時計は3本です。
物足りない内容で、状態面、調教からは強調できる材料はありません
15位:【評価C】マウントゴールド
2022/7/6(水) | 栗東CW | 助手 | 重 | -- | -- | 53.6 | 38.8 | 12.2 | 馬なり |
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 57.6 | 41.8 | 28.1 | 14.7 | 馬なり |
2022/6/30(木) | 栗東CW | 助手 | 良 | 81.2 | 66.7 | 51.6 | 37.0 | 11.2 | 一杯 |
外ゾンニッヒ(一杯)と併せ、0秒5遅れ |
新潟大賞典(13着)以来の実戦で、調教時計は7本と合格点ですが、2週前、1週前と続けて併せ馬で遅れ、最終追い切りも軽く4ハロン追いという、あまり評価できない内容です。
前走からの上積みは乏しいでしょう。
16位:【評価C】エヒト
2022/7/7(木) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 51.6 | 37.4 | 24.3 | 11.9 | 仕掛け |
2022/7/3(日) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 49.2 | 35.6 | 23.2 | 11.5 | 一杯 |
2022/7/1(金) | 栗東坂 | 助手 | 良 | -- | 64.4 | 45.4 | 29.0 | 13.7 | 馬なり |
京都記念(7着)以来となりますが、調教時計は6本しか出ていません。
時計は申し分ないのですが、調教量に不満が残ります。
叩かれた後、次走が狙い目ではないでしょうか。
2:結論!七夕賞(2022)追い切り・調教好調馬はこの3頭
「評価A」としたアンティシペイト、レッドジェネシス、ヤマニンデンファレの3頭が、好内容の調教だったと判断しました。。
特にヤマニンデンファレは、3勝クラスで出走可能な馬で、軽ハンデになると思われますので、要注意です。
[banner file=’ad-banner33′]3:七夕賞(2022)の追い切り・調教で見るべき点とは
七夕賞の調教を見ていて気がつくのは、気温の高い時期にも関わらず、併せ馬を何本も消化する意欲的な調教をしている馬がいる点です。
これはコンディションが良いからこそできる調教であると考えて間違いありません。
重要なのは時計そのものではなく、その調教時計を何本出したか?です。
そして、併せ馬などで負荷をどの程度かけることができたか?に注目すべきです。
七夕賞出走予定馬は、今週末の7/4(土)・7/5(日)、そして最終追い切りと、この後も時計を2本出すと思われます。
その時計にも注目が必要です。
七夕賞(2022)の調教・追い切りまとめ
荒れるハンデ戦で知られる七夕賞ですが、1週前追い切りの様子を見る限り、2022年も波乱を期待できそうな状況です。
春のG1シーズンが不調だった人も、その負け分を一気に取り戻すチャンスが巡ってきました。
リベンジのヒントは、この七夕賞の追い切りに潜んでいます。
この後の最終追い切りまでしっかりとチェックして、驚愕の高配当を手にしようではありませんか。
七夕賞は、穴党ファンにとって、ビッグチャンスですよ!!