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2023年2月19日(日)に東京競馬場でフェブラリーステークスが開催されます。
今年もハイレベルなメンバーが揃い、上半期のダート王決定戦として相応しい一戦となっています。
今年最初のG1レースなので是非馬券を当てたいところですが、そこで押さえておくべきなのは枠順の有利不利です。
ダートレースは特に枠順による影響は大きく、枠順を考慮した予想も重要になってきます。
そこで、今回の記事ではフェブラリーステークスでの枠順の有利不利を過去の事例をもとに解説していきます。
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フェブラリーステークス2023の出走予定馬情報
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ジャスパープリンス | 牡8 | 58.0 | 田中 勝春 | 306.1 | 16 |
1 | 2 | シャールズスパイト | 牡6 | 58.0 | J.モレイラ | 20.5 | 6 |
2 | 3 | ケンシンコウ | 牡6 | 58.0 | T.バシュロ | 40.2 | 10 |
2 | 4 | ドライスタウト | 牡4 | 58.0 | 戸崎 圭太 | 3.0 | 2 |
3 | 5 | オーヴェルニュ | 牡7 | 58.0 | 福永 祐一 | 70.4 | 13 |
3 | 6 | メイショウハリオ | 牡6 | 58.0 | 浜中 俊 | 8.9 | 3 |
4 | 7 | レモンポップ | 牡5 | 58.0 | 坂井 瑠星 | 1.9 | 1 |
4 | 8 | アドマイヤルプス | セ6 | 58.0 | 内田 博幸 | 126.7 | 14 |
5 | 9 | ショウナンナデシコ | 牝6 | 56.0 | 横山 武史 | 23.3 | 8 |
5 | 10 | テイエムサウスダン | 牡6 | 58.0 | C.ルメール | 21.2 | 7 |
6 | 11 | ソリストサンダー | 牡8 | 58.0 | 菅原 明良 | 29.4 | 9 |
6 | 12 | セキフウ | 牡4 | 58.0 | M.デムーロ | 48.4 | 11 |
7 | 13 | スピーディキック | 牝4 | 56.0 | 御神本 訓史 | 17.6 | 5 |
7 | 14 | ヘリオス | セ7 | 58.0 | 武 豊 | 56.0 | 12 |
8 | 15 | レッドルゼル | 牡7 | 58.0 | 川田 将雅 | 13.4 | 4 |
8 | 16 | ケイアイターコイズ | 牡7 | 58.0 | 横山 和生 | 195.8 | 15 |
上半期のダート王決定戦として位置づけられているフェブラリーステークスですが、今年もダート重賞で実績を残している馬たちが集まりました。
その中でも特に注目を集めているのは、前哨戦の根岸Sを快勝した「レモンポップ」です。
デビューから10戦連続で連対中であり、新たに誕生したダート界の大物として注目を集めています。
特に東京競馬場では7勝をあげる活躍を見せていて、得意コースであればすんなりとG1初制覇を達成してもおかしくありません。
前走からの距離延長にはなりますが、2走前で東京ダートマイル戦も経験済みなので、距離の心配も全く必要なさそうです。
また、全日本2歳優駿の勝ち馬「ドライスタウト」も注目が集まっている一頭です。
2021年にデビューし、デビューから3連勝でG1・全日本2歳優駿を制しました。
3歳となった昨年は初戦の兵庫チャンピオンシップで4着と敗れましたが、その後は霜月S1着、すばるS2着とオープンクラスで2戦連続連対と強い走りを見せています。
馬券圏外になったのは一度だけという安定感は実力のある証拠であり、期待の新星としてフェブラリーステークスの走りから目が離せません。
その他、昨年の帝王賞を制しダート中距離路線ではかなりの実績を残している「メイショウハリオ 」、ドバイゴールデンシャヒーンで2着に入るなど海外でも活躍できる実力を持っている「レッドルゼル」なども出走します。
ハイレベルなメンバーが揃い、上半期のダート王を決定するのにふさわしい一戦となりそうです。
東京ダート1600mのコース特徴
枠順による有利不利は、競馬場の特徴によっても変わってきます。
そこで、まずはフェブラリーステークスが行われる東京ダート1600mのコース特徴について解説します。
芝コースからのスタート
東京競馬場のダート1600mは、芝コースからのスタートとなるのが特徴です。
芝のポケット部分からスタートしてダートコースに入るまでの芝の距離はおよそ150mです。
ダートのレースながら芝コースへの適性も求められ、芝でスピードに乗れない馬はスタートで後手を踏むことになります。
また、ダートと芝の境目は斜めになっていて、内と外では外の方が約30mほど芝部分が長くなっています。
そのため、芝コースを長く走れる外枠が有利です。
ダートレースの場合はスタートがかなり重要となるので、スタートの上手な馬や芝コースでスピードに乗れる外枠を狙いたいところです。
最初のコーナーまでの距離が長い
東京競馬場のダート1600mは、最初のコーナーまでの距離が640mと長いのも特徴です。
長い直線で序盤はスピードに乗りやすいため、前傾ラップになりやすくなっています。
スローペースに落ちることが少ないコースと言えますが、ハイペースで前が止まってしまうわけではありません。
ハイペースでも前残りになってしまうことが珍しくなく、最後まで走り切れるスタミナが重要になります。
スピードとスタミナの両方を兼ね備えていることが大事となり、ダート中距離でも実績を残しているタフな展開に強い馬を狙いたいところです。
最後の直線は日本のダートコースで最長距離
東京競馬場のダートコースは、最後の直線が長いのも特徴となっています。
最後の直線距離は501.6mで、これは日本のダートコースで最長距離を誇っています。
そのため、他のダートコースとは違った展開となることも珍しくありません。
他の競馬場では追い込みが届かなった馬が、東京競馬場で一変し前を捕える展開となる可能性もあります。
ダートコースのため基本的には逃げ・先行が有利ですが、長く良い脚を使える差し・追い込み馬の台頭にも注目です。
過去の事例から見るフェブラリーステークスの枠順の有利不利
フェブラリーステークスでの有利な枠順は、過去のレース結果から導き出すのが一番です。
そこで、ここからはフェブラリーステークスの過去10年の枠順別成績や昨年のレース結果を紹介します。
フェブラリーステークスの過去10年の枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 0- 0-18/19 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
2枠 | 3- 0- 2-14/19 | 15.8% | 15.8% | 26.3% |
3枠 | 1- 2- 1-16/20 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
4枠 | 1- 1- 1-17/20 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
5枠 | 0- 2- 4-14/20 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
過去の10年の枠順別成績を調べると、内枠と外枠で大きな成績の差は見られませんでした。
過去10年で2枠が連対率15.8%・複勝率26.3%と好成績を残す一方で、6枠や7枠からも2頭ずつの勝ち馬が出ています。
そのため、フェブラリーステークスでは外枠だからといって割り引きをする必要がありません。
むしろ、最内枠の1枠については、連対率・複勝率共に5.3%と苦戦傾向にあります。
フェブラリーステークスでは最内枠の馬は避けて、外枠発走の馬にも注目した方が良さそうです。
枠順から見る2022年フェブラリーステークスのレース結果
次に、昨年のフェブラリーステークスのレース結果を見てみます。
昨年のフェブラリーステークスを制したのは、3枠6番に入った「カフェファラオ」でした。
道中は3~4番手でレースを進め、最後の直線では楽な手応えで抜け出し、上がり3ハロンはメンバー中最速タイムを叩き出しています。
さらに、2着に入ったのは8枠15番の「テイエムサウスダン」で、スタート直後から逃げる積極的な競馬で2着に食い込んでいます。
馬場状態は重馬場の中で開催されましたが、砂が水分を含んだことでかなりスピードの出やすい馬場状態でした。
外枠の「テイエムサウスダン」にとってはスピードで一気に先手を取ることができ、内ラチ沿いをロスなく立ち回れたことが上位に入った要因と言えます。
スタート直後に芝コースを長く走れたのも有利な展開に持ち込めた理由の一つなので、フェブラリーステークスでは外枠の逃げ馬にも注目です。
まとめ
フェブラリーステークスが行われる東京競馬場のダート1600mは、芝コースからのスタートとなるのが特徴です。
外枠は内枠の馬よりも長く芝コースを走ることができ、スタート直後にスピードに乗りやすいコースと言えます。
また、最後の直線が501.6mと長いのも特徴で、これは日本のダートコースで最長距離を誇ります。
そのため、直線が短い競馬場で凡走していても、直線が長い東京競馬場で一変する可能性は常に考えておかなければいけません。
フェブラリーステークスでは芝コースを長く走れる外枠の馬に注目しながら、長い直線で最後までバテずに走れるスタミナ豊富な馬を狙いたいところです。
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